自閉症児が同じ言葉を繰り返すときの対応方法|何度も言うのはなぜ?

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

こんにちは、現役保育士です。

自閉症の子どもは、コミュニケーションがうまくとれないと、同じ言葉やフレーズを何度も繰り返してしまうことがあります。

これは、親や介護者にとって、心配であると同時に、

  • なぜそのようなことをするのか、
  • どのように対応すればいいのか

を理解するのが難しいです。

じゃあこの記事では、自閉症のお子さんが同じ言葉やフレーズを繰り返す理由を解説しつつ、この行動にどう対応したらよいかをアドバイスしていきます。

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自閉症児が同じ言葉を繰り返すときの対応方法

自閉症の子どもが同じ言葉を繰り返しているときは、イライラしたり怒ったりしないように、冷静さを保つことが大切です。

なぜならこのような行動は、

  • 子どもが不安を感じている、
  • イライラしている、
  • あなたにアピールしている

ことが原因かもしれないからです。

自閉症児がなぜその言葉を何度も口にするのか、その理由を探り、理解と協力のある対応を心がけるとよいでしょう。

例えば音楽や運動で気をそらし、他のことに集中できるようにするのも有効かもしれません。

不安を感じているから同じ言葉を繰り返している場合は、その不安な気持ちそのものに対処することが大切です。

それから自閉症のお子さんが同じ言葉やフレーズを繰り返している場合、落ち着いて我慢することも大切です。

状況を観察し、なぜその子が同じ言葉やフレーズを使うのか、判断できないか試してみてください。
  • あなたの注意を引こうとしているのでしょうか?
  • 何かに興奮しているのか?
  • 自分の感情を表現しようとしているのか?

子どもが同じ言葉やフレーズを使う理由がわかったら、適切で理解しやすい方法で対応することができます。

例えば、子どもが自分のニーズや感情を表現しようとしている場合、

子どもがどのように感じているのか、何を助けてほしいのかについて質問するなど、根本的な問題に話を振り向ける方法を探してみるとよいでしょう。

そうすることで、子どもは自分の話を聞いてもらい、理解されたと感じることができます。

また、子どもが理解し、共感できるような言葉やフレーズを使うのもよいでしょう。

子供があなたの注意を引こうとしている場合、それを認めるのが最善かもしれません。

子どもたちに十分な注意を払い、質問をし、尊敬の念を込め、落ち着いた態度で話しかけましょう。

子供が自分のことを見てくれていると感じ、話を聞いてくれていると感じるようにすることが大切です。

自閉症児が同じ言葉を繰り返す理由

自閉症児が同じ言葉を繰り返す理由は、いろいろ考えられます。

この行動が起こる最も一般的な理由の1つは、自分の感情を表現しようとしているためです。

同じ言葉の繰り返しは、不安を軽減したり、快適さや安全性を提供するための手段でもあります。

また、自閉症児は非自閉症児と同じように自分の気持ちを伝える手段を持っていないため、自己表現の一部である可能性もあります。

ほかにも、同年齢の他の子供と同じような言語能力がない場合は、注意を引いたり、会話を始めたりするための方法である可能性もあります。

それから、コミュニケーション能力が低いことが原因で同じ単語やフレーズを繰り返している場合は、自分なりの方法でコミュニケーションをとろうとしているのかもしれません。

または手助けが必要なサインである場合もあります。

あるいは、イライラしていて、別の方法で自分を表現する手助けが必要なサインかもしれません。

じゃあ結局、そのときにどう対応すればよいのかというと、

シンプルに耳を傾け、それに応じてあげることが大切です。

お子さまが感覚的な刺激を求めている場合は、おもちゃ、塗り絵など、別の刺激源を与えてあげるとよいでしょう。

同じ言葉を何度も言うのはなぜ?

自閉症児が同じ言葉を繰り返すもう一つの理由は、新しい言葉を覚えようとしたり、その言葉の理解を深めようとしているからかもしれません。

同じ単語を繰り返すのは、その意味を理解するためかもしれません。また、その言葉を練習している可能性もあります。

つまり、単語の繰り返しは、正しい発音と理解を練習するための方法かもしれません。

それ以外にも、自閉症児は

  • 自分の感情やニーズを表現しようとしている、
  • コミュニケーションスキルに問題がある、
  • 注意を引きたい、
  • 感覚的な刺激を求めている

など、さまざまな理由で同じ単語やフレーズを繰り返すことがあります。

状況を観察し、お子さまがなぜ同じ言葉やフレーズを繰り返すのかを見極めることが大切です。

根本的な問題がわかれば、適切で理解しやすい方法で対応することができます。

同じ言葉を繰り返すことと発達障害との関係

同じ言葉を繰り返すことは専門用語でエコーラリアと言います。

要は(他人の質問や発言など、外からの刺激に反応して言葉やフレーズを繰り返すこと)です。

エコーラリアは、言語能力が限られているにもかかわらず、自己表現や他者との交流の機会を与えてくれるため、自閉症の方にとってコミュニケーションの一形態になり得ると考えられています。

しかし、同じ言葉やフレーズを繰り返すのは、このような障害、精神病だけではありません。

ダウン症やフラジャイルX症候群などの知的障害をお持ちの方では、他の発達の遅れやコミュニケーション障害と同様に、エコラリアもその症状として現れることがあります。

さらに、その他の神経障害や運動障害でも、エコラリアが見られることがあります。

いずれの場合も、単語やフレーズの繰り返しは、その人のコミュニケーション能力の低下の結果であると考えられています。

まとめ

自閉症の子どもが同じ言葉を繰り返しているときは、落ち着いて、その行動がなぜ起こっているのかを理解しようとすることが大切です。

その言葉は、感情を伝えるための道具として、あるいは学習するための手段として使われているのかもしれません。

どのような理由であっても、子どもがより健全な方法で感情をコントロールできるように、サポートと理解のある対応をすることが重要です。

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