こんにちは、現役保育士です。
私の園でも最近、イヤイヤ期に差し掛かっている子供が増えてきました。
この時期には、親を突き放したり、幼稚園などの場所に行くこと自体に抵抗感を示すような行動も見られます。
この記事では、
イヤイヤ期が激しい子の特徴と、
イヤイヤ期が激しい子の将来
について解説していきます。
イヤイヤ期が激しい子について
子供がイヤイヤ期なる時期には、非常に声が大きくなり、周囲の大人すらも勢いで押しのけてしまうケースも多いです。
- どこに行くか、
- 何をするか、
「自分で決めたい!」と、とても毅然とした態度で主張することもあります。
イヤイヤ期の子どもは、しばしば保護者や保育士に攻撃的な態度をとり、
- 声掛けに従わない、
- かんしゃくを起こす、
- 蹴る、
- 噛みつく
などの行動もとります。
また、指示を受け入れるのが遅く、他の子どもたちと一緒にいることにストレスを感じます。
これは、誰かに、話を聞いてもらえなかったり、真剣に受け止めてもらえなかったりした場合に起こることが多いですね。
イヤイヤ期が激しい子の特徴
実際に子どもがイヤイヤ期に入ると、親が驚くほど自我が強くなり、自分で決めたことをやりたいと言い出し、いかなるやり方でも自分の意見を通そうとします。
以下にイヤイヤ期が激しい子の特徴を具体的に5つ解説します。
– 意思表明の強さ:
激しいイヤイヤ期の子どもは自分の気持ちをはっきりと表現します。たとえば、「嫌だ」と言いながら、首を横に振ったり、知っていることを聞かれても「しらない」と答えたりします。
– 反抗心の強さ:
激しいイヤイヤ期の子どもは決まったことをやらせようとしたり、やめさせようとしたりすると、逆にやりたがるようになります。また、親に注意されるとわざと反抗的になることもあります。
– 我慢をしない:
激しいイヤイヤ期の子どもは、自分の気に入らないことを我慢することができません。たとえば、お菓子を買ってもらえなかった場合、泣いたりわがままを言ったりします。
– 疲れやすさ:
激しいイヤイヤ期は成長過程のひとつでもあり、子どもにとって大きな負担になります。そのため、急激にイライラしてしまったり、身体的な不調を訴えたりすることもあります。
– 認知能力の向上:
激しいイヤイヤ期は、子どもの認知能力の向上期でもあります。子どもは自分で物事を考え、判断を下し、行動する能力を身につけようとします。
以上が、イヤイヤ期が激しい子の特徴です。
親としては、子どもの意思表明や反抗心を尊重し、最大限の忍耐と理解を示すことが求められます。
そのため、ストレスを抱えやすく、さらにフラストレーションが溜まり、状況が悪化していくわけですね。
イヤイヤ期が激しい子の将来はどうなる?
そして、イヤイヤ期の子どもたちが将来的にどのような人生を歩むかは、当然ながら保証されたものではありません。
ただ、イヤイヤ期を経験することで、子どもたちが自己主張や自分自身を表現する方法を学ぶこともできます。
イヤイヤ期の子どもたちは、しばしば好奇心に満ち、探究心が旺盛です。
これは、自分自身を表現することに関心を持ち、自己主張することができるため、創造性や発想力に優れる場合があることを示唆しています。
一方、イヤイヤ期の子どもたちは、自己中心的な傾向があるため、他者と協力することを苦手とすることがあります。
しかしながら、保護者や教育者が協力やチームワークの大切さを教え、彼らが協力することを学べるようサポートすることが、社会人として必要なスキルを培う上で非常に重要です。
将来的にどのようになるかは保証されたものではありませんが、保護者や教育者が彼らをサポートし、彼らの個性を受け入れることで、子どもたちは健やかに成人し、社会的に貢献することができると信じています。
イヤイヤ期が激しい子が優しい大人になる理由
この時期、激しいイヤイヤ期を経た子どもたちは、将来的には親切で優しい大人に成長するとも言われています。
強い自信を持ち、
- 失敗してもいい、
- そこから学べばいい
ということを理解することで、この子どもたちは他者に対して寛容で理解力のある人間になることができます。
これは、時間の経過とともに、自分の感情を管理し、より建設的な方法で自己表現するスキルを身につけたからだと私は思っています。
また、自分の内面的な経験を理解できるようになったことで、他人を理解し受け入れることもできるようになります。
そのため、他人の気持ちに共感し、優しさや愛情を示すことができるようになります。
まとめ
イヤイヤ期は子供時代の普通のことで、子供にとっても親にとっても辛い時期かもしれません。
この時期の特徴を理解し、自分を成長させ表現する機会を与えることで、親は激しいイヤイヤ期の子供が将来的に優しい大人に成長するのを願いましょう。