こんにちは、現役保育士です。
2歳児の身長が伸びない事に不安を感じている方や原因が分からない人の為にいくつか対処法を紹介していきます。
もくじ
2歳児の身長について
2歳児の身長が伸びずに悩んでいる保護者の方は多いです。
2歳は身体的発達が進む時期なのにも関わらず、平均身長より低かったり伸び率が悪かったら心配になるのは当然かと思います。
子供の身長が低いというのは、原因が特定出来ないと
「病気なのかもしれない」
という不安と常に戦い続ける事になってしまうので、早めに原因を特定した方が良いですね。
原因を特定出来ればそれだけ、自分の不安を和らげる事が出来るし、たとえ子供が病気でも早めにその対策をする事で症状を緩和、治療する事が出来るかもしれません。
伸びないのは成長障害?
身長が伸びないからと言ってすぐに成長障害と決めつけるのはよくありませんが、一応背が伸びないとどんな病気の可能性があるのかは理解しておいた方が良いように思います。
ホルモン異常
子供の体内で成長ホルモンに異常が起こっていると身長が伸びない傾向があります。
ホルモン異常はホルモン治療によって改善出来る事もありますが
子供の成長の遅れがまだ小さいうちに対策をしなければなりません。そういった意味でも早めに原因を特定するのは重要なんですね。
骨の病気
そもそも子供が骨に関する病気に侵されていると身長が伸びないです。
骨の異常により、成長期であるにも関わらず軟骨が形成されにくかったりもするので見たかった場合治療に専念した方がいいです。
愛情遮断性症候群
愛情遮断性症候群は親が虐待などにより子供に多大なストレスを与えていると身長が伸びないケースがあります。子供の身長は精神的な部分も影響してくるという事です。
もし子供が毎日のようにストレスを感じている環境で過ごしているのであれば改善した方がいいでしょう。
SGA性低身長症
SGA性低身長症とは成長曲線に子供が追いつかないという病気です。
普通であれば2歳から3歳になる頃にはそれまで身長が低かった子供も成長曲線に合わせて、徐々に身体的な発達をしていくのですが
SGA性低身長症の子供は成長曲線にそもそも乗る事が出来ないので伸び率が普通と違い、2歳でも身長が全く伸びないという事もありえるようです。
もしも、発達障害や発達が遅れ気味のグレーゾーンの子供の身長が伸びないのだとしたら保護者の方は必ず子供を適切な発達に促すようにしましょう。
毎日の生活の中でも身体的な成長や情緒的な発達を意識して2歳児と関わっていくのは非常に重要な事です。
下の記事では発達の遅れ気味な2歳児に最適なおもちゃを紹介していますので一度ご覧になってみて下さい。↓
「2歳児の知育玩具・おもちゃ【11選】発達が遅れ気味の子におすすめ」の記事はこちら
背が低い原因
2歳児の背が低いというのは病気だけではなく、そもそも誰でも起こりうる原因による事も多いです。
むしろ病気を心配する保護者の方が多いですが、背が平均より低い、伸びるはずの身長が伸びない原因は誰でも起こりうる要因である可能性の方が高いです。
最悪の展開を想定し行動する事も重要ですが、まずはこちらの原因をご覧になってみて下さい。
遺伝が原因
身長が遺伝によって低いというのは最も考えられる要因の一つではないでしょうか?
例えばママの身長が平均より低かったら子供もその分平均より低い可能性が上がりますし、パパの身長も低かったらそれだけ子供の身長が低い可能性も上がります。
身長に遺伝が影響する割合は25パーセントと言われていますが、感覚的にもう少し多いような気がします。
食生活が原因
バランスの良い食事を普段から摂っていないと子供の身長は伸びにくい傾向があるようです。
子供が偏食であればそれだけ栄養が伝わりにくい為、背が低い原因になり得ます。
授乳期が原因
子供の授乳期に母乳の出が悪く十分な栄養を摂取できなかったりすると2歳頃に平均身長より低くなってしまう傾向があるようです。
母乳の出が悪いとそれだけ子供の授乳時間が長くなってしまう為、子供が少ない母乳量で満足感を得られるようになってしまいます。
すると体を構成するだけ必要な栄養量に達していなくても、子供はお腹が空かなくなってしまい、徐々に成長曲線から外れていってしまうという事です。
個人差が原因
子供の成長には個人差があるというのは聞いた事があると思います。
単純に遺伝や病気、食生活とは関係なく、その子の特性として幼児期は身長が伸びにくいのかもしれません。
原因は無くとも平均身長より低いというのは普通にあり得る事なのであまり気にしすぎるのも良くないかと思います。
背が伸びない対処法
背が伸びないのは様々な原因が考えられますが、原因を特定できたのであればその対処をする事で子供が正常な成長曲線に乗る事が出来ます。
治療をする
子供が検査を通して背が低いのが病気があると診断されたとしたら、まずはその病気の治療をする事を優先させましょう。
医療的な配慮によって低身長が少しでも改善されるのだとしたら、一番優先するべきなのは治療をする事です。
バランスの良い食事
子供が偏食であったり、適切な量を食べていないのだとしたら食生活の改善をする事をおすすめします。
子供自身が食べたくないと言っている場合強要する必用はありませんが、子供が食事に対してポジティブなイメージを持つように促す事が重要です。
生活リズムの改善
食事に関してだけでなく、生活リズムがズレている場合にはそちらの改善も必要になってきます。
2歳は生活リズムが確立していく時期ですので、毎日決まった時間に睡眠を摂り、決まった時間に遊び、決まった時間に食事をする事が重要です。
まとめ
いかがでしたか?
2歳児の身長が伸びないのには様々な原因があり特定するのが難しいですが、思い当たる原因があるとしたら、それをどう対処するべきなのか考える事が重要です。
2歳児は身体的な発達においてとても大切な時期でもありますので、子供の背が低いと感じたらなるべく早く適切な対処法を探す努力をしましょう。
以上、保育士の助言でした。
是非、下からシェアをお願いします。