2歳児で9キロは軽すぎるのではないかと不安に思っている方が多いです。
私が勤務している保育園でも2歳児で9キロを切っている子は2人ほどいますが、9キロというのはさすがに成長が遅れている可能性もあります。
2歳児の体重について
2歳児の体重には個人差があるので「気にしなくても良い」なんて言う方も多いですが、あまりにも軽すぎたり重すぎたりすると、
子供自身の成長に悪影響を与えるので、平均の体重値からズレていると感じたらなるべく早く対策する事が重要となります。
その際には、子供の成長曲線と見比べて子供がどの程度成長曲線とズレているのかを把握する必要があります。
成長曲線からあまりのもズレている場合は成長障害の可能性もありますので、小児科で相談をした方がいいでしょう。
9キロは軽い?
一般的に2歳児が9キロ台であると男女共に成長曲線からズレているという認識になるので【軽い】という事になります。
2歳0ヶ月の時点では、まだ問題はないかもしれませんが、体重が増加する様子が見られなかったとしたら早めに小児科へ行くようにして下さい。
2歳児の体重の平均
2歳になった時点では体重の平均は約11キロで、男児の方が多少高いかなという感じです。2歳6ヶ月頃になると男児は13キロ台、女児は12キロ台の子供も多くなってきます。
体重が増えない原因
体重が増えない原因として考えられるのはまず、適切な食生活がされていないという事です。
子供が必要としている栄養素が食事の量に見合っていない可能性はないですか?
たとえ子供が食べたくないと言っても強制して食べさせる必要はありませんが、ある程度子供がご飯を食べたくなる環境作りは必須と言えます。
他にも体重が増えない原因として考えられるのが成長障害などの病気です。
これは食事などとは関係なく子供の身体自体が成長する機能が欠落している為に起こってしまうという事です。
成長障害は早期発見が大事になってくるので、「もしかしたらそうなのかもしれない」と感じたら、なるべく早めに小児科へ相談しましょう。
対処法は?
食事の量を増やす
子供が体重が軽すぎる場合に出来る対策として、まずは食事の量を増やしてみるのがいいでしょう。
急に食事の量が増えると子供も「食べたくない!」とぐずるかもしれませんが、食事に対してポジティブなイメージを植え付けつつ、楽しく食べられる環境作りに徹すれば徐々に食事の量を増やしていく事ができるでしょう。
また、2歳から食べれる系の成長サプリもとりあえず飲ませておく事をおすすめします。
成長サプリをのんだからと言って必ずしも体重が増えるとは限りませんが、栄養が足りてないときのサポートとしては結構優秀です。
それから食事の量を増やす際に重要なのが、あくまでも強制しないという事です。
食べる事を強制してしまうと、食事自体に子供がネガティブなイメージを持ってしまう事も多いです。
なるべく自発的に子供がご飯を食べるように促しましょう。
例えばご飯を食べたら褒める、ご褒美をあげる、などの見返りを準備したり、食事中に他の事に注意が向かないよう配慮する事も重要ですね。
生活習慣の改善
子供の体重は食事のみならず、睡眠や遊びなどの生活リズムにも関係してきます。
2歳児は0歳の時や1歳の時とは違い
ママが生活リズムを意識せずとも子供自身で生活パターンを理解してくる時期ですので毎日決まった時間に睡眠を摂り、同じ疲労感で生活を終える為に遊ぶ時間を設ける事はとても重要です。
園だけでなく家でも適切な生活リズムを形成する事を意識しましょう。
ストレスを無くす
ストレスを日常的に感じていると子供の食欲に影響してきます。
子供の食欲が通常より少ないと感じたら、ストレスを感じながら生活をしていないか確認してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
子供の体重は成長曲線からずズレていくに連れて発達に悪い影響を与えるのでなるべく早く対策をする事が重要だと言えるでしょう。
また、体重だけでなく、身長も適切な子供の成長を見守るうえで重要な目安になります。
身長の成長率は2歳児の体重にも大きく関わってくるので、注意しておきましょう。
詳しくは下の記事をご覧になって見て下さい。↓
2歳児の身長が伸びない!【背が低い原因と対処法】の記事はこちら
以上、保育士の助言でした。
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