2歳児の身長が低い!【成長障害の目安は何センチ?】

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

こんにちは、現役保育士です。

2歳児の身長はどの程度発達していなければ成長障害の可能性があるのかをまとめました。

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2歳児の身長の平均

2歳児の平均身長は約89、6センチと言われています。

もちろん2歳児と言っても、それが何ヵ月なのかによって平均身長も変動しますが、2歳6ヶ月頃には90センチを越える事が多いみたいです。

ただ子供の身長などの身体的な発達は遺伝や食生活などに左右されますし、発達には個人差があるので平均身長より下回っているからといって気にしすぎる事はありません。

身長が低いと成長障害?

ただやはり身長が低すぎるとそれだけ子供が成長障害である可能性は高くなってきます。

身長の伸びない原因が個人差や食生活による影響の範囲外だとしたら子供の成長障害を疑った方がいいかもしれません。

特に2歳児ですと身体的発達がとても重要な時期ですので、たとえ成長障害でなくとも「そうなのかもしれない」と疑ってかかるのは良い事です。

成長障害は早めに行動すればその分だけ子供の成長曲線のズレは少なくて済みます。

小学生以降に成長障害だと判明すると既に成長曲線から大きく外れてしまっているという事になりますので訂正するのが難しくなりますし、時間もかかります。

成長障害の発見は時間との勝負とも言えますので早期発見を心掛けましょう。

成長障害の種類

身長が低いという事から考えられる成長障害はいくつかありますが、代表的な物は以下の4つです。

成長ホルモン分泌不全性低身長症

成長ホルモンが正常に分泌されない病気です。

成長の促進が著しく低下し、代謝調整も出来なくなってしまうので健康な身体の維持が通常よりも難しくなってしまいます。

ターナー症候群

ターナー症候群とは女性だけに起こる先天的な病気です。

染色体異常によって引き起こされる病気であり、女性ホルモンの分泌がされない為に低身長になってしまうという症状以外にも性的な発達がされないといった事があります。

SGA性低身長症

赤ちゃんがママのお腹の中にいる時から適切な発達がされずに標準身長より低く生まれてしまう事を言います。

90パーセントの子供は2歳から3歳に成長するまでには通常の成長曲線に近づきますが、追いつかない場合にはSGA性低身長症が考えられます。

主要臓器の異常

心臓や腎臓、肝臓などの臓器が異常をきたしていると身長が伸びない傾向があるようです。

これが原因で甲状腺ホルモンが不足しているという事も考えられます。

目安は何センチ?

成長障害は身長が何センチ以下なのかというのは一概には言えませんが、-2SD以下であれば成長障害の可能性があるので早めに小児科で相談をした方がいいように思います。

【2歳児】

  • 0ヶ月 79.4
  • 1ヶ月 80.1
  • 2ヶ月 80.7
  • 3ヶ月 81.3
  • 4ヶ月 81.9
  • 5ヶ月 82.5
  • 6ヶ月 83.1
  • 7ヶ月 83.7
  • 8ヶ月 84.2
  • 9ヶ月 84.8
  • 10ヶ月 85.3
  • 11ヶ月 85.9

2歳児の発達段階と-2SDの数値を表にしました。

右の数値がー2SDの数値ですので2歳児がこの数値以下の身長であれば小児科に相談しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

身体的な発達は2歳児は特に重要な時期ですのでもし成長障害の疑いがあるのだとしたら早期発見を心掛け、なるべく早く小児科で相談をしましょう。

どの程度の身長で小児科へ行った方がいいのかと言うとー2SDが目安と言われています。

また身長が伸びない事に関しては成長障害以外の原因もあるので詳しくは下の記事をご覧になってみて下さい。

2歳児の身長が伸びない!【背が低い原因と対処法】の記事はこちら

以上、保育士の助言でした!

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