【2歳児がご飯を食べない!】遊ぶ理由と吐き出す原因

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

こんにちは、現役保育士です。

「2歳児がご飯を食べない!」

食事の途中に子供が遊びだしてしまったり、口に入れたご飯を吐き出してしまい、困っている保護者の方は多いですよね。

今回は2歳児の食事についてどうやったらご飯を食べてくれるのか説明をしていきます。

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2歳児がご飯を食べない理由

2歳児がご飯を食べない理由は様々ですが、正直原因を特定するのは難しいです。

というのも子供は2歳頃になって初めて自分の意思表示や感情の表現という物ができるようになります。

これまでの0歳や1歳の時のような単純な理由では無い事も多いです。

つまりご飯を食べない事自体、子供にとっての感情表現としてママに訴えている事が多いのです。

その為、私が勤務している保育園では2歳児がご飯を食べない場合、まずどうしてご飯を食べたくないのか原因を特定し、その原因を対処するため何をしたらいいのかを考えます。

「ご飯を食べないから食べさせる」という単純な指導では子供が食事に対してマイナスイメージを持ってしまい、食事自体が嫌いになってしまう事もあり得ます。

まずは子供にどうして食べたくないのか聞く事から始めましょう。

ご飯を食べないのはイヤイヤ期?

2歳頃になると子供は自分の感情を口で表現できるようになる為、「自分はこうしたい」「自分は食べたくない」という感情をよりダイレクトに伝えてきます。

いわゆるイヤイヤ期というやつですね。

このイヤイヤ期による反発でご飯を食べたくないという理由は子供の発達過程において誰もが通る道なのでむしろこの現象が起こったら安心してください。

正しい子育てが出来ていたという事です。イヤイヤ期にはなんだか気分が乗らなかったり眠かったりイライラしていたりするだけで、食事に興味を持ちません。

つまりご飯を食べない具体的な理由が無いという事です。

このような時には「まだご飯は食べなくていいから一緒に遊ぼう」と優しく声をかけてあげるだけで数分後にはご飯を食べたくなったりもします。

私が副担をしていた2歳児クラスの子もこの方法で給食を食べましたが、本当に1分か2分遊んだだけで満足して「ご飯食べる!」と席に座るようになります。

子供も自分の欲望を叶えられた事による達成感(試し行動)を得られたので満足し、空腹を感じるようになったのでしょう。

2歳児はご飯で遊ぶ

2歳という時期は好奇心も旺盛な為、食事中にご飯で遊んでしまう事もよくあります。

またご飯で遊ばなくても食事中に、他のおもちゃで遊びたいと訴える事もありますね。

イヤイヤ期による理由と似ていますが遊びたいという明確な気持ちによって食事を摂りたくないという場合には、対処法が少し変わってきます。

というのも子供が食事を摂らない理由が「感情の表現」ではなく「遊びたいから」なので優しく「一緒に遊ぼう」と声を掛けるのは違いますね。

ではどうすれば良いのかというと、子供をほったらかしにするのがベストです。

ほったらかしにするというのは語弊がありますが、子供から自発的に食事を摂るように仕向けるというのが近いでしょうか。

周りのみんなが楽しそうにご飯を食べている姿を見る事で子供は不安を感じたり自分も混ざりたいという気持ちが強くなります。

最初は「まだ遊びたいのに」という気持ちから泣き出す事もあるでしょうが、周りの人が食事の席についていれば「おいで」と声を掛ければ子供は自発的に食卓へ来るようになりますよ。

子供が食事の席についたら褒めるのと同時に沢山お話をして食事は楽しいというイメージを刷り込んでいきましょう。

ご飯を食べないのは食器が原因?

2歳児がご飯を食べない理由の中には自分のやりたい食べ方ではないからという可能性もあります。

食事でお箸やスプーンの使い方を覚えたばかりの子供はまだ「手を使って食べたいな」という気持ちがある事も多いです。

しかしスプーンやお箸を使わなくてはママに叱られると感じている子も多いでしょう。

そんな時は子供に遊び感覚でお箸を使えるよう訓練するといいでしょう。

これはあくまでも食事外の話で食事中にではありません。

食事外で遊びとしてお箸の使い方が出来るようになれば自然と実際の食事でも自発的にお箸を使うようになるでしょう。

子供に遊びとしてお箸の使い方を学ばせるには

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おもちゃで遊びを通してお箸の使い方を覚える事で、子供はストレスなく食卓に座れるようになりますよ。

食事のイメージをポジティブにする事を常に心掛けていきましょう。

2歳児のお腹が空いていない?

単純にお腹が空いていない為、食事を食べたくないという子も多いです。

子供のエネルギー消費量は成長の波によっても変わりますし、その日1日どれだけ動いたかにもよります。

2歳ではまだ生活習慣がまだ確立していないという事もあり、必ずしも毎日同じ時間に食事を摂りたいと感じる訳ではないのです。

このような状況ではいくら子供にご飯を食べるよう伝えても食欲が食べる事を否定しますので、ご飯を食べたくなるまで待ってみるのがいいでしょう。

子供は食べたくなったら食欲が湧くように身体の構造ができているので、食べていないからといって栄養失調の心配はありません。

子供が食べない事に対しイライラするのではなく、ただ待ってみる事も重要です。

2歳児の体調が悪い?

子供の体調が悪い場合には食事に対し拒絶反応を起こしているという事もあり得ます。

胃が受け付けないというやつですね。

このような状況であるならば子供の顔色が悪かったり、テンションが低かったりするので無理に食べさせないで小児科で診断をして栄養の補給はメインに薬を使用するという方法もあります。

嫌いな食べ物がある

2歳頃になってくると子供は味覚に個人差が出てきます。

嫌いな食べ物が出てくるのもこの時期なのでもしかしたら食べたくない物が食卓にあるのかもしれません。

子供が「これ食べたくない」と言った時には食べるよう強制するのではなく、その食べ物がおいしいという事を子供に刷り込みましょう。

具体的には子供の目の前でおいしそうに食べている姿を見せたり、子供の好きな食器の色に変えたりなど工夫する事が重要です。

2歳児がご飯を食べない時の対処法

2歳児がご飯を食べない原因は様々なものがありますが、1番重要なのは子供がご飯を食べたくなるような環境作りをする事です。

食卓の席に座っているのにも関わらず子供の目に届く範囲におもちゃが置いてあったり、テーブルや食器の色が子供の好きな色、柄でなかったりするだけで子供は食欲が無くなってしまいます。

始めのうちは食事を摂る事の重要さを伝える事よりも食事は楽しい物だという事を子供の心理に植え付ける事が重要です。

まとめ

いかがでしたか?子供が食事を食べたくないと感じている場合、どんな原因であったとしても決して叱らない事が重要です。

強制的に子供にご飯を食べさせてもその時は解決するかもしれませんが子供が成長していくにつれ食事にマイナスイメージが付き、嫌いな食べ物も多くなってしまいますよ。

まずは子供の気持ちを受け入れる意識を持って食事の指導を家庭でもして下さいね。

2歳児にとっての食事は身体的な成長に繋げるうえでも非常に重要な要素となります。

もし、身長が成長曲線に追いついていないようでしたら、食事が原因という事も考えられます。

詳しくは下の記事をご覧になってみて下さい。↓

2歳児の身長が伸びない!【背が低い原因と対処法】の記事はこちら

以上!保育士の助言でした。

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