2歳児の手づかみ食べは辞めさせるべき?|食事の疑問

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

こんにちは、現役保育士です。

今回は2歳児の手づかみ食べは辞めさせた方がいいの?という疑問に答えていこうかと思います。

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2歳児の手づかみ食べについて

2歳児の時点で手づかみ食べをまだしている子供は結構多いです。

どうせ保育園で指導してくれるだろうと思っている保護者の方も多く、私が勤務している保育園では給食の時間にスプーンの使い方の指導が追いつかないのが現状です。

2歳でもスプーンが使えない子が多いのはちょっと問題ですね。

通常の発達段階的には1歳の頃には既に手づかみ食べをしているはずなのですが、もしかして2歳になってもまだスプーンで食べさせてあげているのでしょうか?

手づかみ食べは1歳児にとって重要な発達過程ではあるのですが2歳になっても手づかみ食べをしている子供は食事が適切な発達過程からズレていると言えるでしょう。

辞めさせた方がいいの?

2歳児で手づかみ食べをまだしているのであれば辞めさせた方がいいです。

2歳というとイヤイヤ期の子が多いのでスプーンの使い方を教えようとすると反発するかもしれませんが

スプーンの使い方を覚えずに3歳になってしまうよりかはマシなので、多少反発されてもめげずにスプーンの使い方の指導を家庭でもやって下さい。

保育園で指導している事と家庭で指導している事に対して子供が矛盾を感じると子供は混乱してしまうので

「保育園で教えてくれているから家では好きにさせよう」というのではなく保育士と情報の共有をし、協力しつつ子育てをしていきましょう。

詳しくは↓の記事を読んでみて下さい。

2歳児の食事のしつけは厳しくしないで!|逆効果にならない叱り方

スプーンが使えてからお箸?

子供中々スプーンを持ちたがらないからといって年齢が上がると自然にお箸を持つようになる訳ではありませんよ。

子供の成長には順序があります。

スプーンの使い方を覚えずにお箸を使えるという事はまず無いでしょう。

手づかみ食べからお箸への移行は子供にとってものすごく不便に感じてしまうようなのでそれがストレスになりスムーズに移行出来ないのです。

まずはスプーンで食べ物を自分の口に運ぶ事の成功体験を積み重ねて自信をつけさせてから徐々にお箸を使わせていきましょう。

子供の発達に近道は無いです。

スプーンの使い方の教えよう

2歳でまだ手づかみ食べをしている子供にはなるべく早くスプーンの使い方を教えましょう。

スプーンの使い方の教え方はまずママ自身が子供の目の前で使って見せるのが効果的です。

口で説明しても子供は言葉の理解をしてから行動に移すという作業をしなくてはならないので余計難しく感じ、投げ出してしまう事もあります。

それよりも視覚からママの行動を真似させるように促した方が2歳児には有効と言えるでしょう。

他にも二人羽織のように子供の後ろにくっついて座り、子供の手を取ってスプーンで食べ物を口に運ぶ動作をしてあげるのも効果的です。

重要なのは子供がうまくできなかったり、集中しないでふざけていても決して叱らない事です。

特にイヤイヤ期の子供にとっては「なんで手で食べた方が早いのにスプーンを使わなきゃいけないんだ」と感情的になってしまいます。

そうなってしまう前にゲーム感覚で子供自身が楽しいと思えるような環境作りをしましょう。

上手に出来たらお菓子などのご褒美をあげるのもいいですね。

お箸の使い方を教えよう

スプーンでストレスを感じなくなるほど子供が使えるようになったら今度はいよいよお箸の使い方です。

ここで重要なポイントなのですがお箸の使い方を教える際には食事の時間は辞めましょう。

これに対し「どうして?」と聞いてくる保護者の方も多いのですが、2歳児に食事の時間にお箸の使い方を教えるのはストレスを感じやすいので集中が出来ないからですね。

子供にとっては早く食べたい気持ちでいっぱいなのにどうして不便な事をやらされるんだろうと怒りや悲しい気持ちを味わってしまうのです。

すると食事自体にマイナスイメージを持ってしまうので、最悪ご飯の時間が嫌いになってしまいます。

なのでまずは食事の時間ではなく、子供の遊びの中でゲーム感覚でお箸の使い方も学ばせた方がいいです。

 

【おはしのおけいこ 】の詳細はこちら

↑こちらのおもちゃは遊びながらお箸の使い方を学べるので2歳児もストレスを感じる事なく練習が出来ます。

ママと一緒に食事の時間ではなく、遊びとしてお箸を使った方が子供も集中して練習が出来るので効率がいいです。

遊びの中で子供がやる気を無くしたり、ふざけだしたりしても絶対に叱ってはいけません。あくまで遊びの延長なのですから親子で楽しむ事を意識しましょう。

このおもちゃでしばらく遊び、上手にお箸が使えるようになったら食事の時間でもお箸を使わせてみましょう。

「今まで遊びだったのに今度は本当に食べてもいいんだ」と子供も喜びながらお箸を使いますよ。

まとめ

いかがでしたか?

2歳児はイヤイヤ期という事もあり、スプーンやお箸の使い方を教えようとすると怒りだしてしまう子も多いですが

2歳でまだ手づかみ食べというのは子供の発達段階に合っていない為、なるべく早く改善をした方がいいですよ。

またご飯そのものを食べないという場合には、2歳児の成長を妨げてしまうという危険もあるので改善を目指しましょう。

詳しくは下の記事をご覧になってみて下さい。↓

【2歳児がご飯を食べない!】遊ぶ理由と吐き出す原因|の記事はこちら

以上、保育士の助言でした。

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