2歳検診で【言葉が遅い】と診断|追いつく為にはどうすれば?

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

2歳児検診で保健師さんから「言葉が遅い」と伝えられたら注意が必要です。

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2歳児検診について

そもそも2歳児検診とはどんな診察するのかについて話していきます。

2歳児検診は体重や身長をまず測り、子供の身体的な発達が適切にされているかどうかを調べます。

2歳児の身長と体重は成長曲線と見比べて判断しますが、この成長曲線からもしズレていても2歳検診に引っかかる可能性があります。

他にも子供の言葉の出やすさや知っている言葉の数を保健師さんと問診を通して調べる事になります。

ここでは2歳児の感情的な部分、精神面での発達を調べる事となります。

もし2歳の割には「言葉が遅い」と診断を受けたら注意が必要です。

他にも2歳児検診では、保護者の方の質問や相談を受けてくれるので、トイレトレーニングの悩みや、魔の2歳児とも呼ばれるイヤイヤ期についての話を聞くことも出来ます。

2歳児の言葉

2歳児というのは普通、どのくらい言葉を喋れるものなのかご存知ですか?

2歳児検診で「言葉が遅い」と診断を受けない目安としては、日常の出来事を2語にして話す事が出来るかどうかが一般的のようです。

2語分と呼ばれますが、「ママ、いた」や「わんわん、かわいい」などと意味を持った2つの言葉を繋げる事が出来るかどうかが重要なポイントになります。

0歳の赤ちゃんや1歳児でも2語を喋る事がありますが、それは意味を持っていないか、もしくは本人に意味が理解できていない事が多いです。

2歳となって、本人の理解出来る言葉を伝える為に2語を繋げている事が目安となります。

言葉の発達には個人差があるので、2歳児で4語分や4語分、大人との会話もスムーズに出来る子供も多いですが、

一般的には2歳児は2語分を話す事が出来れば言葉の発達には問題ないかと思います。

しかし2歳検診の時点でもし2語分が喋れなかったとしたら保健師さんに「言葉が遅い」と言われてしまう可能性が高いです。

それだけ子供の精神面の発達、言葉が遅れているという事になります。

場合によっては発達障害の特徴を持っているという可能性もありますので、保護者の方は注意しましょう。

詳しくは下の記事をご覧になってみて下さい。↓

【2歳児の言葉が遅いのは発達障害の可能性がある】の記事はこちら

言葉が遅いと診断されたら

もし言葉が遅いと言われてしまったら、思い当たる原因はないか考えてみる事が重要です。

例えば、子供が毎日話す機会を与えているかどうか、パパやママが日常的に声掛けを行っているかどうかを確認してみましょう。

難しく考えてしまう方も多いですが、要は子供にテレビやインターネット動画などを見せるのではなく、食事、着替え、お風呂、遊びの中で、何気ない会話や声掛けを欠かさないという事です。

話しかけても子供の反応が無いと達成感が得られないと思うかもしれませんが、子供への声掛けが無くては2歳でも言葉の発達はされません。

障害を抱えていないのに話せない2歳児というのはほとんどが保護者の声掛け不足にあるので、意識的に会話が出来るよう2歳児に促す努力が必要です。

言語発達遅滞?

2歳検診で「言葉が遅い」という診断を受けるとその子は専門的な用語で言語発達遅滞と呼ばれ、発達障害の可能性があります。

ただし、あくまでも可能性の話なので、発達障害の確定診断を受けた訳ではないので安心してください。

場合によっては専門医への相談を勧められる事がありますが、そこで初めて発達障害の確定診断を受ける事となります。

しかし2歳の時点ではまだ判断がしにくいという事もあるので、「要観察」という判断しか貰えない事も多いです。

言葉が遅いと具体的にどのような発達障害の可能性があるのかというと、自閉症やADHD(注意欠陥・多動性障害)など精神面での発達に影響を及ぼすものの可能性が高いです。

それから子供自身の聴覚障害によって言語発達遅滞になる可能性もあります。

聴覚障害は精神的な発達との遅れは関係ありませんが、生活環境の中で全く音が聞こえないと自分の発する声のコントロールが身につかないという事になります。

追いつく為には

2歳児の言葉の発達が遅れている場合には保護者が子供にとっての適切な環境を与えてあげる必要があります。

大人が積極的に声掛けを行うのはもちろん、普段の生活の中で子供自身が言葉に触れる機会を増やしてあげる事が重要です。

2歳児は発達の遅れが目立ったとしてもまだ発達障害である可能性は低いので、最低限の出来る事は保護者がやっておくべきかと思います。

適切な環境で子供を育てる事が出来れば、同年代の子供達の発達スピードに追いつく事も多いので、意識的に子供の発達を促すような生活に変えていきましょう。

下の記事では発達の遅れている子供におすすめのおもちゃを紹介しているのでご覧になってみて下さい。

【発達が遅れている子供におすすめの知育玩具】の記事はこちら

まとめ

2歳児は「言葉が遅い」と診断を受けても発達障害の判断はまだしにくい為、確定診断を受けるのは難しいです。

ただ、子供の身体的な発達や言葉の発達が遅れているという事は、必ず何か原因があります。

まずはその原因を特定し、子育てをする上で最適な環境を準備するのが保護者の役目と言えるでしょう。

以上、保育士の助言でした。

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