2歳児の言葉が遅いのは発達障害の可能性がある

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

こんにちは、現役保育士です。

2歳児はどの程度喋れないと発達障害の可能性があるのか、具体的に把握はしていますか?

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2歳くらいの子は言葉をどのくらい喋れるの?

「2歳児はどの程度喋れるのが普通ですか?」

という質問は私が勤務している保育園でもとても多いです。

自分の子が発達が遅れていないか心配だという方が多いのでしょう。

発達には個人差があるのは当然として、一般的に2歳児が大体どのくらい喋れるのかというと2語文から3語文を話せる程度です。

多くの子は2歳半までには2語文を話せるようになっているかと思います。

2語文とは

2語文は二つの言葉を繋げて作れる言葉の文章です。

例えば「ママ、見て」や「ご飯、おいしい」などです。

文章の作り方の分かっていない2歳児でも覚えた単語を無造作にくっつけて会話が出来るようです。

3語文とは

3語文は3つの単語を繋げて話す言葉の文章です。

例えば「ママ、あっち、見て」や「わんわん、こわい、いやだ」など自分の気持ちをより的確に相手に伝えようとしているのが分かると思います。

3語文を話せるようになれば、よりスムーズに大人との会話を楽しめるようになるでしょう。

2歳半以降で2語文を話せない子供は注意

2歳の時点で3語文を話せない子に関しては全く問題はありませんが2歳半になってもまだ2語文を話せない子は注意が必要です。

2語文を話せない子は保育園では3歳になるまで保護者の方には伝えませんが、実際「この子ちょっと怪しいかもね」という保育者間の情報共有は2歳半頃にはしています。

ただ、確信もなく保護者の方に伝えるのは良くない為、禁句のような雰囲気なのですが、子供の事を一番に考えるのであったら本来少しでも可能性があったなら保護者の方に伝えても良いかと思っています。

しかし現状1歳半検診ですら発達障害だという確定診断は受けるのが遅く、「発達には個人差がある」で済まされてしまう場合が多いです。

保育士である私の立場上仕方ないのですが、もし自分の子が少しでも遅れていると感じたら早急に対策をするかと思います。

一人で考え込んでいても仕方が無いのでまずは地域の保険センターに行ってみるなり、発達専門の病院で受診するなり行動してみるのが重要です。

ママが出来る対処法

自分の子が言葉の発達が遅れていると分かっても何も出来ないのは辛いですよね。

そんな時は子供にまずは言葉を教えてみる事が重要です。

2歳児が話せないというのは発達障害ではなく、ただ単純に知っている言葉の数が少ないからという可能性もあります。

しかし2語文が難しいほど発達が進んでいない子にはそもそも口で言葉を教えても頭には入りません。

では、どうすれば良いのかと言うと、その子自身が夢中になる「遊び」の中で自然と言葉に興味を持つように促すのが効果的だと言われています。

 

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↑こちらのおもちゃのように子供が興味を持つ言葉の知育玩具で遊ばせる事で知っている単語の数は劇的に増えます。

重要なのは興味を持って言葉と接しているかどうかなので、たかがおもちゃと言えども、子供の発達にはかなり大きな影響を与えると考えられます。

言葉が遅い子は理解力も低い

言葉が遅い子についてですが他の子と比べると理解力も低い傾向にあるみたいです。

これは言葉が遅い子は発達障害であるからという理由では無く、子供の発達段階的に言葉が理解出来ない子は必然的にまだ物事の判断が出来ていないからです。

例えば食事では2歳を過ぎていても手づかみ食べであったり、動物や乗り物の絵を指さしても名前が答えられなかったりです。

これらは全て言葉が話せない子は出来なくて当然の事なので、いくつ出来なくても発達障害の可能性が高まる訳ではありません。

発達障害の可能性について

ではどんな事が出来ないと2歳児は発達障害の可能性があるのかというと、よく言われる、常に1点を見つめて1日中ボーっとしていたり、単語の理解をしているかどうかではなく、ママが話しかけても無反応で言葉として認識していなかったりする事です。

この特徴を持った子はADHDや自閉症などの可能性もありますので早めの対策をしましょう。

気にしすぎるのも良くない

大切なわが子の事なので心配なのは分かりますが気にしすぎるのも良くありません。

実際発達障害の悩みは保育園でも多くの保護者が相談に来ますが大体は思い過ごしである事が多いです。

そしてなぜか本当に発達障害が疑われる怪しいグレーゾーンな子ほど親が無頓着で楽観的である事が多いです。

何が言いたいのかと言うと最初に言った通り、発達には個人差がある為、現時点で発達障害かどうかの判別は難しいのです。

しかし、もし2歳児が発達障害を抱えているのであれば早めに対策をした方がいいのは事実です。

つまり根拠のない思い過ごしである可能性は無いか自分でよく調べたうえで対策をした方が良いという事です。

保育園ではまだ2歳になりたてなのにもかかわらず真剣な顔をして

「2語文が話せないのでこれって発達障害ですか?」と聞いてくる保護者の方もいます。

正しい情報を知っておかないと子育ても柔軟に対応できないのでそこは意識した方が良いように思います。

ですが例えば2歳半になっても2語文が話せなかったりなど具体的な根拠があって「あきらかに遅いな」と感じた際にはなるべく早く行動に移すようにしましょう。

特に言葉に関してはなるべく発達段階が進んでいないうちに言葉の学校などに通ったり、言葉を覚える知育玩具で遊んでおく事で、成長し大人になった時、対策をしなかった子に比べるとかなり差がつきます。

1歳半検診で引っかかってしまった子であればなおさら、自分で行動するのが重要です。

まとめ

いかがでしたか?

2歳頃になると徐々に発達障害の子と健常な子の差が大きくなり、言葉の発達においても明確な違いが表れるようになってきます。

特に2歳半を過ぎても2語文を話せない子に関しては早めに対策と行動をした方がいいかと思います。

具体的には言葉に関する知育玩具で遊ばせたり、保険センターに相談をしたりなどです。

言葉の発達は早期対策が鍵を握るので1人で考え込む時間があるのでしたらまずは行動してみましょう。

下の記事では発達の遅れがちなグレーゾーンの2歳児に最適な知育玩具を紹介しているので良かったら詳細をご覧になってみて下さい↓

「2歳児の知育玩具・おもちゃ【11選】発達が遅れ気味の子におすすめ」 の記事はこちら

以上、保育士の助言でした。

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