こんにちは、現役保育士です。
子供の遊びに結びつく絵本はどんなものがいいのでしょうか?
今回はアマゾンで遊びにつなげやすい絵本を選出しましたのでいくつか紹介します。
もくじ
遊びは絵本が重要!
そもそもなぜ子供には遊びをやらせた方がいいのでしょうか?
子供の発達過程において遊びというのはとても重要です。
1歳の時点から「見立て遊び」と呼ばれる遊びはし始めますが、2歳頃になると「見立て遊び」からさらに発展した「ごっこ遊び」に自然と移るようになります。
この「見立て遊び」と「ごっこ遊び」の違いは感情移入ができるかどうかです。
「見立て遊び」の時点ではまだ自分以外の者になりきるという事はできませんが、「ごっこ遊び」では自分で設定を考えて好きなキャラクターなどになりきる事が出来ます。
これは子供にとって感情の動きを理解できるかの判断基準にもなり得る事から子供の発達過程において重要な要素となります。
子供は遊びのなかで発達を繰り返していく事は知られていますが、遊びの中でも特にこの「ごっこ遊び」は友達との交流が始まるきっかけにもなりますし、
役になりきる事で子供の想像力や知的好奇心の発達にも繋がるでしょう。
その「ごっこ遊び」にはどうやって繋げていけばいいのかというとタイトルにもある通り、絵本から発展させるというのが保育園でもメジャーな方法と言えます。
絵本の読み聞かせはママもしよう!
保育園で保育士が読み聞かせをしてくれるからと、家では絵本の読み聞かせをしないという保護者の方が多いですが、家でもなるべく絵本の読み聞かせをした方がいいです。
というのも絵本を見るのが保育園の環境だけだと子供が想像力を発揮するのに、限られた環境ではないと出来ないよう成長してしまう可能性があるからです。
子供の想像力は限られた環境ではなくどこでも発揮できるように成長を促さなければ子供のもっている才能を潰してしまう事になりかねません。
読み聞かせは必ず家でも行いましょう。
忙しくてそんな時間無いという方でも、寝る前や夕食後など1冊でもいいので読んであげた方がいいですね。
重要なのは絵本の読み聞かせを習慣づける事です。
遊びにはどんな絵本がいいの?
遊びに結びつく絵本というのは一概には言えませんが子供に教養を与える絵本ではなく子供がついつい真似したくなるような印象的なフレーズ、情景が描かれている物が多いです。
また抽象的なストーリーよりもどんな目的でどんな行動をしているか分かりやすい方が子供がイメージしやすいので良いかと思います。
私が勤務している保育園で子供を遊びに繋げたい場合には次の絵本を読む事が多いです。
動物ごっこに繋がる絵本
こちらはしかけ絵本になっており、
「なにをしてるの?」のフレーズと共にどんな動物がなにをしているのか分かりやすく、子供の好奇心をくすぐるような作りになっています。
初めての図鑑としても最適で、動物がどんな動きをするのか想像しながら見る事になるので、「動物ごっこ」の遊びに繋げる事がとても簡単です。
電車ごっこに繋がる絵本
こちらは機関車がテーマの絵本です。
ページを開くと想像より長い機関車が出てきて子供受けは抜群です。
保育園では読み終わった後には高確率で子供達が電車(機関車)ごっこをはじめます。
普段内気で周りと交流を持てなかった子供もごっこ遊びで乗務員になりきる事で「遊びのしきり」をしてしまうほど他の子供達と打ち解けていました。
電車ごっこは大人数でする遊びにも繋がるので子供の発達を助長してくれます。
協調性を伸ばす遊び
有名な「おおきなかぶ」の絵本です。
おおきなかぶのストーリーって実は子供の発達にとっても良い影響を与えるんです。
まずこのストーリーの主軸は協調性です。
一人ひとりの力では決して抜けない大きなかぶでも皆で協力することで抜く事が出来ます。
この物語は分かりやすいので1歳児や2歳児、3歳児頃の子供でも理解できるうえに、個性的な動物のキャラクターが沢山登場するのでごっこ遊びに繋げやすいです。
保育園で絵本を読んだ後は動物の役になりきり列になって体を引っ張るごっこ遊びが流行しました。
初めて「友達と遊ぶ」という経験をするであろうこの時期だからこそ、この絵本の読み聞かせは大事だと思います。
保育園に置いたり実習にもおすすめ
これらの紹介した絵本はママだけではなく、保育園やこども園のクラスに置いたり、これから保育士になりたいという実習生さんなんかにもおすすめです。
この絵本をチョイスすることで子育てに関する知識が豊富な人からすると
「ああ、良く分かってるなー」
という印象を受ける事が出来ますよ。
まとめ
いかがでしたか?
子供を育てるうえで重要となる遊びですが、絵本の読み聞かせから発展させるのが一番確実で効率がいいのでぜひ試してみてください。
子供の興味関心を刺激するように声に強弱をつけて読むのがポイントですよ。
以上、保育士の助言でした。
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