2歳児の夜泣き|暴れる子の落ちつけ方

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

2歳児頃になると0歳の時に戻ったかのように急に夜泣きが始まる事があります。

今回は夜泣きを繰り返したり、暴れる2歳児の落ちつけ方を紹介します。

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2歳児の夜泣きについて

2歳児の夜泣きは赤ちゃんの時のような

「お腹が空いた」などの空腹を訴えるという意思表示として行うのではなく、

起きている時の嫌な経験を寝ながら思い出したり、怖い夢を見るなどして不安になったりなどのストレスが原因として起こるものだと言われています。

その子が過ごしている生活環境の中で日常的にストレスを感じている場合には夜泣きをする可能性が高いです。

まずは原因の特定が必要ですので、その子が何に対してストレスを感じているのか知る努力をしましょう。

原因を特定できたのならその原因の排除をするべく生活環境の改善を目標にしましょう。そうすれば自然と2歳児の夜泣きも収まってくるでしょう。

暴れるような夜泣きは注意

少しだけ喚く程度や寝言をいう程度であれば問題は無いですが暴れるように泣きわめいたり、立ち上がって歩き出すような夜泣きの場合は原因がストレスだけでは無い可能性があります。

というのも夜泣きというのは通常ネガティブな気持ちが派生して起こる事が多いのですが、このような夢の場合、ストレスが直接怒りに通じている夜泣きとなります。

寝起きの悪い人やストレスを抱えている大人であれば寝ぼけて怒る事はよくあります。

しかし2歳児で怒りに直結した夜泣きをしてしまう場合、 夜驚症(やきょうしょう)という睡眠障害の可能性もあります。

 夜驚症とは

 夜驚症(やきょうしょう)とは寝ながら極度のパニックを起こしてしまう睡眠障害の一つです。

パニックを起こしている間は家族が話しかけても無反応である事が多く、子供も知らずのうちに暴れている事が多いようです。

その為、翌日になって

「昨日の夜何かあった?」

と問いかけてみても暴れた記憶が欠落しており無自覚のうちにパニックを引き起こす珍しい病気となります。

 夜驚症(やきょうしょう)になる原因としてはノンレム睡眠とレム睡眠の調整と言われており、子供が小さいうちではまだ生活習慣が確立していない事が多い為

脳が深い眠りと浅い眠りの調節によって起こってしまう副作用のような物だと言われています。

つまり子供が日常的にストレスを受け続け、睡眠の質が低下していたり、生活習慣が悪化している状況で引き起こされる睡眠障害という訳です。

治療法については具体的な薬物投与などの必要は無く、生活習慣の改善や環境の変化、子供の年齢と共に自然と治癒する事が多いとされていますが

パニックを引き起こす事で呼吸困難などの二次的な症状を引き起こさないよう注意が必要です。

また、もし2歳児が奇声を上げたりかんしゃくを起こしたりする場合には、睡眠障害とは別の発達障害の可能性もありますので注意が必要です。

詳しくは下の記事をご覧になってみて下さい。↓

【奇声をあげる2歳児は発達障害?】かんしゃくを起こす子供の対処法|の記事はこちら

暴れる子の落ちつけ方

夜泣きで暴れている2歳児は声を掛けても伝わる事が少ない為、落ちつけ方が分からないという方も多いと思います。

夜泣きで暴れている子の落ちつけ方はまず頭を撫でるなどして近くに寄り添う事が重要です。

言葉掛けをして伝わらなくとも、ママの温もりは子供が無意識でも感じ取る事ができるので、心が安定し不安な気持ちも無くなると言えるでしょう。

それから子供が暴れ出す前の就寝時に隣で

「大丈夫だよ」

などと優しい声掛けをする事も重要です。

寝る直前の子供の気持ちは就寝後にも引き継がれているので安心して良い夢が見れたり、パニックを引き起こす事も少なくなると言えるでしょう。

音楽をかけよう

睡眠時には無自覚のうちに寝床の環境が夜泣きに影響する事も多いです。

ホコリが舞っていたり、散らかっていたり、乾燥した空気であったりするとより子供は夜泣きをしやすくなると言えるでしょう。

私の勤務している保育園ではお昼寝の時間に安らかな音楽をかける事によって泣き出す子が減ったという事例もあります。

睡眠をする寝床の部屋で安心するような音楽をかけて子供の不安を取り除いてみてはいかがでしょうか?

まとめ

いかがでしたか?

2歳児の夜泣きは0歳の頃とは違い、ストレスや睡眠の質が関係しているという事ですが、暴れるような夜泣きをする場合、

睡眠障害の夜驚症(やきょうしょう)である可能性もありますので、生活環境の改善を試してみるなどして、子供が安心して眠れるよう配慮しましょう。

以上!保育士の助言でした。

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