2歳児の食事の時間が長い|原因と対処法

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

2歳頃になると食事時間が長くなる子が多くなってきますが、今回はその原因と対策について紹介していきたいと思います。

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2歳児は食事の時間が長い?

2歳児頃になると子供のイヤイヤ期も重なり食事の時間が長いと感じるママも多いのではないでしょうか?

子供がなかなかご飯を食べようとせずについイライラしてしまう事もあるでしょう。

しかい2歳頃になると子供の食事時間が長くなる事は普通の事です。

見方を変えればそれは成長の証とも捉える事が出来ます。

今までママから与えられた食事しか摂れない状況でしたが2歳になって初めて

「これが食べたい」

「今は食べたくない」

などの意思表示が出来るようになったのです。

このような子供の成長を楽しむ余裕を持つ事も子育てに重要な事かもしれませんね。

時間はどのくらいがいいの?

とはいってもやはりあまりに長い食事時間をとってしまうと生活習慣の悪化にも繋がりますしママがやりたいこと、1日の流れというのが狂ってしまいます。

なので2歳児の食事は設ける時間の基準というものを作っておいた方がいいかもしれません。

一般的に2歳児の食事は30分~40分程度が妥当と言われています。

私の勤務している保育園でも2歳児クラスの昼食の時間は40分ですね。

おそらくこのくらいがダラダラせずに適切な量を食べきる目安としてちょうどいいという事なのでしょう。

もちろん個人差はあるので食事時間が40分以上掛かるからといって無理に矯正する必要はないですよ。

あくまでもその子の発達に見合った食事時間を設けて食事時間中に他の事に集中したりぐずったりしないような環境を作って促すというイメージを持ちましょう。

ただ、いつまで待ってもご飯を食べないという状況でしたら、子供の成長に悪影響を与える可能性もあるので改善が絶対に必要です。

詳しくは下の記事をご覧になってみて下さい。↓

【2歳児がご飯を食べない!】遊ぶ理由と吐き出す原因|の記事はこちら

何が原因で食べるのが遅い?

食事の時間が長い場合、改善するにはまずは何が原因で食事が遅いのか特定しなくてはなりません。

2歳児が食べるのが遅い原因で考えられるのは以下の通りです。

イライラ期の影響

2歳児はイライラ期で何でもママの言う事を否定したがります。

あまのじゃく的な思考を持っている子もこの時期は多いので本当は食べようと思えば食べれるご飯でもママを困らせようとわざと食べようとしないという事もあります。

ママの愛情を測る試し行動とも言えますね。

お腹が空いていない

そもそもお腹が空いていない可能性もあります。

特に2歳児頃ではまだ生活習慣が一定のリズムになっていない為、大人がそろそろ食べるだろうと感じる時間になったとしても子供はまだ食べたくないのかもしれません。

体調が悪い

子供は体調が悪い場合より顕著に食欲へ影響します。

なんだか子供のテンションがいつもより低く、顔色が優れないようであれば、熱があったりお腹が痛かったりなど、体調が悪いのかもしれません。

食べる事に集中出来ない

2歳児は食事を食べる環境によって食べるスピードが変わってきます。

子供の中で「まだ遊びたい」という気持ちを刺激するようなおもちゃが置いてあったり、テレビがついていたりなどしたら子供が食事に集中出来ていないのかもしれません。

対処法は?

子供の食事時間が長いという問題の対処法は以下の通りです。

子供の前でおいしそうに食べる

子供の前でおいしそうにご飯を食べている姿を見せる事で子供に食欲が湧きやすくなるといえるでしょう。

ママがあれだけおいしそうに食べてるのだからきっとおいしいんだろうと子供に思わせるのがポイントです。

おいしい食べ物だと認識して食べたものは実際の味覚にも影響するので子供が「おいしい」と思いながら食べた物は本当においしく感じるのです。

集中して食べれる環境にする

何かに気が散って食べれない環境であれば工夫し食事に集中できる環境を準備しましょう。

これも子供にとって食事が楽しい物と思わせるのがポイントです。

子供が目につく範囲におもちゃやテレビは置かないで、食卓の上にはきれいにご飯を並べてみましょう。

お子様ランチのように旗を差したり、食器を変えてみるのも効果がありますよ。

 

【お子様ランチの旗】の詳細はこちら

食べたくなるまで待ってみる

食事時間が長いのはそもそも子供が食べたくないと感じているのだとしたら無理に食べさせずにただ待つというのも大事だと思います。

お腹が空けば子供は自然とご飯を食べますし、体調が悪いのであれば食事を強要するのは逆効果です。

無理に食べさせて食事に対してマイナスイメージを持たれる事の方が厄介とも言えるので、優しく

「もうちょっとしたらご飯を食べよっか」

と声を掛けてあげましょう。

まとめ

いかがでしたか?

2歳児頃には食事時間が長い事で悩むママも多いですが、重要なのは子供に食事のマイナスイメージを取り払う事です。

決して無理にご飯を食べさせるのではなく、自発的に子供が食事を摂るような環境作りを心がけましょう。

2歳児の食事のしつけは厳しくしないで!|逆効果にならない叱り方

以上!保育士の助言でした。

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