2歳児が大人と同じ味付けの食事を摂るのは危険

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

こんにちは、現役保育士です。

2歳児には大人と同じような濃い味付けの食事でも大丈夫なのかについて解説をしていきます。

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2歳児って大人と同じ味付けで大丈夫?

1歳を過ぎたあたりから子供に大人と同じ物を食べさせているという方が多いようですが、安易に大人と同じ濃い味付けの物を食べさせるのは危険と言えます。

子供は2歳の時点ではまだ十分に消化器官の発達がされていません。

そんな状態で牛丼やすき焼き、ラーメンなど塩分が大量に含まれている食べ物を食べると吸収しきれなかったりうまく排出できなかったりするので体に負担がかかります。

赤ちゃんのときに食べさせるよりかはマシですが2歳児でもまだ大人と全く同じ味付けの食事は摂らない方がいいでしょう。

調味料なども含め全く同じ味付けの物は子供が3歳から4歳になった頃にしましょう。

食事の味付けが濃いと生活習慣病に繋がる

大人と同じ味付けが危険と言えども薄味が好みな家庭では問題なく家族と同じ食事を摂れます。

しかし比較的味付けの濃い料理が多い家庭では子供も同じように味付けの濃い物を食べていると生活習慣病に繋がる可能性があります。

たまに見るからに太っているガキ大将タイプの肥満児が4歳児や5歳児で見かけますが、そのような子は、沢山食べているから太っているのではなく家庭での食事が濃い味付けである事が多いです。

子供の肥満は遺伝という話もありますが、近年では子供の肥満は子供が生活している環境に問題がある事が分かっています。

親子共に太っているのは遺伝ではなく、家庭で濃い味付けの食事が多いという事ですね。もしそのような環境で子育てをしてしまっているのであれば早急に改善をしましょう。

ただ、子供にしつけとして食事の管理をするのであれば、絶対に厳しく接するのはやめてください。

理由は下の記事で解説しているのでご覧になってみて下さい。↓

2歳児の食事のしつけは厳しくしないで!|逆効果にならない叱り方

子供の消化器官に負担をかける

濃い味付けの食事は子供の体系だけではなく消化器官にも影響を及ぼします。

特に2歳児はまだ完全に消化器官が発達しきっていないのでお腹を壊したり下痢になったりしてしまいます。

また発達が済んだあとも濃い味付けに免疫が出来てしまう為、知らず知らずのうちに塩分や糖分を吸収しやすい体になってしまいます。

2歳のうちから濃い味付けのものばかり食べていると太りやすい体質になってしまうという事です。

子供が偏食になる

2歳頃から大人好みである濃い味付けの物ばかり食べていると子供が偏食になりやすいです。

濃い味付けの物ばかり幼い頃から食べていると、子供の脳がこれはおいしい物だと錯覚してしまいます。

ここで言う錯覚というのは栄養分の話です。

味覚的には本当においしいのかもしれません、しかし昔なら濃い物ほど成長に必要な栄養が多い食べ物だったのかもしれませんが、現代では味が濃いからと言って成長に必要な栄養が含まれているとは限りません。

栄養が無い食べ物を好きになってしまった子供は野菜や魚など、シンプルな味付けで身体を構成する栄養分が豊富な食べ物を嫌いになりやすくなってしまうので、偏食になる可能性が高いです。

子供の食事時間が長くなってしまう事もあるので気をつけましょう。

2歳児の食事の時間が長い|原因と対処法の記事 はこちら

調味料を大人と分けよう

ではどうすればいいのかというと調味料を大人と分けるのが効率よく家族と同じ食事を摂れる唯一の方法だと思います。

最終的な味付けはキッチンで行うのではなく食卓のテーブルで行いましょう。

もちろんそれが可能な料理であればの話ですが、調味料を子供と別にしたり量を減らす事を意識するだけで随分違いますよ。

カップラーメンは危険

2歳児に食べさせてはいけない物で代表的な味付けの濃い物といったらやはりカップラーメンだと思います。

カップラーメンは塩分が大量に含まれている為、2歳児の身体には吸収しきれずお腹を壊す可能性が非常に高いです。

エビなどの魚介も2歳児にはまだ早いと言えますがカップラーメンなどのインスタント食品に比べたらまだマシです。

子供が偏食に育たない為にも、もう少し消化器官が丈夫な身体に育つまでカップラーメンは控えましょう。

まとめ

いかがでしたか?

2歳児にはまだ完全に大人と同じ味付けの食事というのは早いですが、調味料だけ変えたり、量を減らしたりするだけでも随分違うので意識しましょう。

またカップラーメンは味付けの濃い食べ物の中でも特に2歳児の身体には悪影響を及ぼすので身体の消化器官が発達するまでは決して与えないでください。

以上!保育士の助言でした。

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