こんにちは、現役保育士です、
「イヤイヤ期」とは普通、子どもが成長する過程で自己主張をするようになる1~2歳ごろの時期のことです。
ちなみに私の園でも、そのような早い子供が少数ながらいますね。
この記事では、
- イヤイヤ期が早い子の特徴、
- イヤイヤ期が早い子はそれだけ早く終わるのか?
- 発達が早いのか?
について、解説します。
イヤイヤ期が早い子はいつからいつまで?
「イヤイヤ期」は、1歳頃から始まり、おおよそ2歳~3歳頃まで続くと言われています。
この時期は、子どもの脳が成熟し、自分の環境を探索し、自立心を表現し始める時期です。
この時期、子どもは周囲の世界の限界を知り、自分自身の個性を持ち始めます。
0歳、6ヶ月児くらいの子がイヤイヤ期に入ったと感じたことは無いですね。
その時期に子供がわがままを言っていたとしても、発達段階という意味のイヤイヤ期というより、シンプルにその子の気質が形成され始めただけという認識です。
イヤイヤ期が早い子の特徴
イヤイヤ期が早い子の特徴には、好奇心旺盛で、自分で物事を探求することを好む傾向があります。
しかし、同時に自己主張が強く、周囲の指示に従わず自分の意見を主張する傾向があります。
これは、自己表現能力が高いともいえます。
これは、自分の考えや感情を上手に伝える能力が未熟なためです。
そのため、保護者は子供としっかりと向き合い、適切なコミュニケーションを心がけることが大切です。
また、自己表現能力を育てるために、絵本やお絵かき、音楽などを通じた創造的なアプローチが有効です。
最後に、保護者は子供の感情に共感し、適切な距離感を保ちながら接することが必要です。
子供の感情を尊重し、自己表現を導き出すことで、イヤイヤ期を乗り越え、より健康的な成長を促すことができます。
まとめると、イヤイヤ期が早い子の特徴について、以下のような点が挙げられます。
– 自我が芽生える時期にあたるため、周りの言葉や指示に反発することが多くなります。
– 自分でやりたいことを自分で決めたいという欲求が強くなります。
– 絵本を読んでもなかなか集中しなかったり、キャラクターの言葉に対して意味を理解できない場合があります。
– しつけに従わないことが多いため、周りから問題児と見られることもあります。
– ものを共有したがらず、自分のものは自分だけに持っていたいという気持ちが強い場合があります。
– 不安やストレスを感じると、イヤイヤ期がより顕著になる傾向があります。
イヤイヤ期は、子供の発達において必要な過程であり、子供が自我を確立する上でも必要な過程です。
親や保育者は、子供の意思を尊重しつつ、一緒に楽しめる工夫をしたり、選択肢を与えることで対応することが大切です。
イヤイヤ期が早い子はそれだけ早く終わる?
「イヤイヤ期が早い子はそれだけ早く終わる」という意見がありますが、これは正しいとは言い切れません。
イヤイヤ期とは子供が自我を持ち始め、自己主張や反抗的な態度を見せる時期ですが、これが早い場合、周りの大人が扱い方を間違えることもあります。
また、イヤイヤ期(反抗期)が始まる時期は個人差が大きく、早く始まったからといって早く終わるとは限りません。
むしろ、親が子供の意見や感情に対して理解を示し、適切に対応することが大切であり、そのような環境で過ごすことで、子供の自己肯定感や信頼関係が築かれ、将来的には問題なく成長することができます。
しかし、周りの大人が適切な対応をし、環境を整えることで、イヤイヤ期が将来的に問題になることを防ぐことができます。
イヤイヤ期が早い子は発達が早い?
最近の研究によると、イヤイヤ期が早く終わる子供たちの発達が早い傾向があるという報告があります。
イヤイヤ期が早く終わる子供たちは、自己適応能力が高く、自分で問題を解決する力が優れていることが多いと言われています。
ただし、イヤイヤ期が早く終わることが全ての子供にとって望ましいとは限りません。
イヤイヤ期は、子供たちが自己主張し、自己主張することで自己肯定感を高め、自己アイデンティティを構築する重要な時期でもあります。
規律やルールを守ることも大切ですが、イヤイヤ期があるからこそ子供たちは自分の意見を持つことができ、その考えを自由に表現することができます。
思春期や自己主張が強くなる青年期に影響を与える可能性があるため、この時期に大人たちが子供たちと向き合い、コミュニケーションを大切にすることが求められます。
まとめ
イヤイヤ期」は、1歳から2歳~3歳の間に起こる、子どもとしての正常な発達の一部です。
この時期がどのような経過をたどるかは決まっていませんが、この時期の行動や特徴を理解することは、イヤイヤ期の早い子供を保育するうえでかなり重要ですね。