こんにちは、現役保育士です。
親がイライラして1歳児を怒鳴るケースを多く見てきました。
この記事では、イライラして怒鳴ることのデメリットを探り、怒鳴ることが1歳児の発達にどのような影響を与えるのかについて解説します。
1歳児に怒鳴ると発達に影響がある？
1歳児に怒鳴ることは、その子の発達にさまざまな影響を与えます。
怒鳴ることで恐怖や不安が生じ、それが不安感となって何年も残ることがあります。
このような環境にさらされると、
- 子どもは感情のコントロールが難しくなり、
- 劣等感を抱く
ようになる可能性があります。
さらに、怒鳴ることによって、子どもと保護者の間に敵対的な環境を作り出し、子どもに安全でない、愛されていないと感じさせます。
怒鳴ることで、
- 子どもがより攻撃的になり、
- 心理的な障害のリスクが高まり、
- 自尊心が低下する
ことが研究によって示されています。
さらに子どもがより不安になり、今後の成長の過程で学校での成績が低下、問題行動に発展する原因にもなりかねません。
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⇒１歳半児におすすめ【発達を促す系】のおもちゃ7つ｜運動＆知育玩具
１歳に怒鳴ってしまうとどんな影響が出る？
1歳児に怒鳴ることの影響は、短期的なものと長期的なものの両方があります。
短期的には、怒鳴ることで混乱や苦痛を感じることがあります。
子どもは、自分の行動や選択が間違っていると考えるようになり、罪悪感を抱くようになるかもしれません。
常に怒鳴られている子どもは、
- 攻撃的になったり、
- 引っ込み思案になったり、
- その他の行動上の問題
を抱えるようになる可能性があります。
⇒１歳半で癇癪を起こす子どもは発達障害？｜反り返るのが注意サイン？
1歳児に怒鳴ることの影響は長く続き、子どもの発達に大きな影響を与える可能性があります。
怒鳴ることは、子どもの神経学的、心理学的発達に長期的な変化をもたらす可能性があります。
- イライラしやすくなっり、
- 怒りを爆発させやすくなったり、
- 感情のコントロールがうまくいかなくなったり
- 社会性が損なわれたりする
こともあります。
さらに、頻繁に怒鳴られる子どもは、
- 恐怖、
- うつ病、
- 不安
などを経験することもあります。
１歳児にイライラして怒鳴る原因
そもそも、親が1歳児を怒鳴る原因は何なのでしょうか。
一番多いのは、親が声掛けをしても子どもが反応しない場合です。
1歳児が言うことを聞いてくれないと感じると、親はイライラしてしまいますが、幼い子どもはまだ境界線や聞き方を学んでいる段階であることを忘れてはいけません。
そのほか、
- 子どもがやっている行動が理解できない、
- イライラしていたり、
- 睡眠不足で疲れていたり、
- 親がしつけようとしても反応しない
- 無力感を感じていたり、
といった原因も考えられます。
特にイライラして怒鳴ってしまう原因としては、
コミュニケーションの難しさ、
- 子どもの不始末、
- 忍耐力のなさ、
- 非現実的な期待、
- 過度のストレス
などが挙げられます。
イライラする原因を認識し、健全な対処法を身につけることで、より大人らしい対応ができるようになることが大切です。
「発達障害児って親も変だよね」実際にあった親の異常な行動とは？ ⇒
１歳児に怒鳴ってしまうときの対処法
もし、1歳児を怒鳴ってしまうような状況に陥ってしまったら、自分の気持ちを認め、子どもに謝ることが大切です。
なぜ怒鳴ったのがいけなかったのかを説明し、自分の行動を謝りましょう。
もう二度と起こさないという慰めを与え、安心させてあげましょう。
そしてもし、あなたが1歳児を怒鳴りつけてしまうような状況に陥ったら、対策を講じることが大切です。
まずは、お子さんが言葉の理解ができないとしても謝ることです。
大切なのはその仕草です。
最後に、お子さんと話し合い、何が原因で暴れたのかを理解し、二度と同じことが起きないようにするための対策を講じましょう。
⇒くるくる回る１歳半児が健常児だった体験談｜発達障害じゃなかった！
まとめ
1歳児を怒鳴ることは、短期的にも長期的にも、その成長に大きな影響を与える可能性があります。
幼い子どもへの忍耐と理解を学ぶことは、将来的な成長のための強い基盤を作ることにつながるのです。