【自閉症の赤ちゃんの顔つき】

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

こんにちは、現役保育士です。自閉症の赤ちゃんは顔付きが違うの?という疑問にお答えしていきます。「自分の子はもしかして自閉症?」と不安に思っている方の参考になれば幸いです。

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自閉症の赤ちゃんについて

まず自閉症とは発達障害のひとつですね、一昔前は個性で済まされていたのですが、近年障害の一部だと認められるようになりました。

自閉症は発達過程で判明する事が多いのですが、子供が赤ちゃんの時には既に特徴や症状が出始めているので、保育者や保護者が気づいてあげる事が出来れば、早めに対策をする事が出来るので、健常者の生活に合わせる事もしやすくなります。

自閉症の早期発見は、その子の今後の人生にも関わってくるので、「おかしいな」「もしかしてそうなのかな」と少しでも感じたのであれば、なるべく早く行動に移す事が重要です。

どんな顔つき?

自閉症の赤ちゃんの顔つきについてですが、ダウン症などの染色体異常と言われる障害とは違い、特に赤ちゃんの段階で判断するのは難しいかと思います。

顔のパーツは健常者との違いは無いという事ですね。しかし、表情や仕草に関しては赤ちゃんの頃から健常者と明確な違いが出てきます。

顔のパーツは同じでもそれらを意識しておく事で自閉症の赤ちゃんに気づく可能性も高まります。

人の顔を見ない

自閉症の赤ちゃんは健常児と比べて、人の顔を見ないという事がよくあります。普通であれば赤ちゃんでもママの顔を凝視して、触ったりもしますが

自閉症を抱えた赤ちゃんはそもそも人の顔に興味が無い為、目を合わす事も困難な場合があります。

規則正しく動く物を見る

人の顔には興味を持ちませんが、規則正しく動く物に興味を持つ事はあるようです。例えばおもちゃの車のタイヤや、砂時計などです。

個人差はありますが、床や壁紙の模様を指でなぞるといった遊びが好きな子が多いです。

真似をしない

普通赤ちゃんというのは人の真似をするのが大好きなのですが、自閉症を抱えている子はそれをしません。

例えばママのが顔を近づけて笑ったり口をあけたりすると普通は真似をするように赤ちゃんも顔を動かすのですが、自閉症の赤ちゃんはどこか別の所を見ていたり、顔を近づけられるのを嫌がったりします。

ぼーっとしている

どこか物思いにふけったかのようにぼーっとしている事も多いです。1点を見つめて何分間も静止しており、顔の表情が変わらず、何を考えているのか分からない事も多いです。

自閉症の赤ちゃんは笑う?

普通の赤ちゃんではれば発達段階が進むに連れて感情が豊かになり、笑ったり泣いたりするのですが、自閉症の赤ちゃんはそれが少ない傾向にあります。

さらに詳しい内容については下の記事で触れています↓

【自閉症の赤ちゃんはよく笑う?笑わない?】の記事はこちら

表情以外の特徴

自閉症の赤ちゃんは表情以外にも固有の仕草や特徴があります。

指さしが出来ない

自閉症の赤ちゃんは指さしが出来ない事が多いようです。一般的に1歳を過ぎたあたりから指さしが出来る子は増えてくるのですが、自閉症の赤ちゃんは1歳半検診を過ぎても、指さしが出来ない傾向にあります。

身体的発達は進んでいるのに指さしが一向に出来ない場合には自閉症を疑った方がいいかもしれません。

クレーン現象が見られる

自閉症の症状の一つとして他者の感情を理解出来なかったり、人が動いていても、それを人の動きだという認識が出来ない事があります。

これがいわゆるクレーン現象と呼ばれる行動に結びつくのですが、ママの手を自分の物のように扱い、物を取らせようとします。

睡眠障害になりやすい

子供は発達するに連れて、生活リズムという物が形成されていき、夜は眠る、朝は起きるという習慣がつきやすくなっていくのですが

自閉症の赤ちゃんは成長しても一向に生活リズムが形成されず、なかなか寝ないなどという睡眠障害が発症しやすい傾向にあります。

嫌いな食べ物が多い

自閉症は感覚が過敏な為、嫌いな食べ物が多い傾向にあるようです。普通は食べ物の好き嫌いは子供の経験から生まれる事が多いです

。例えば風邪をひいている時に食べたものが、まずく感じそれが嫌いな食べ物に発展してしまうという過程があるのですが、自閉症の子にはそれがなく、食べ物に関して嫌なイメージを持っていなくとも、嫌いな食べ物として意識してしまう事が多いようです。

逆さバイバイをする

逆さバイバイをするのも自閉症の症状の一つです。逆さバイバイは相手の振った手は自分から見て手のひらが見えてるので、自分も手を振る時に手のひらが見える、つまり手の甲を相手に向けて振ってしまうという行為の事です。

自閉症の子は対象を物として捉え、相手の立場になって考える事が出来ない為にこのような行動を起こしてしまうそうです。

人見知りをしない

自閉症の赤ちゃんは人見知りをしないという事が多いです。人見知りをしないというのは一見ポジティブな印象があるのですが、人見知りは子供の成長発達において大事な過程であり成長の証でもあります。

人見知りをしない理由は自閉症を抱えている赤ちゃんはやはり他者を人であると認識しづらい傾向からであると言われています。

まとめ

いかがでしたか?自閉症には表情も含め、様々な特徴がありますが、個性の範囲と捉えられていた時代もあるというほど、発見が遅い傾向にあります。

早めに気づく事は親や保育士の義務であるとも言えるのですが、あまり気にしすぎるのもよくありません。発達には個人差があるので自閉症の特徴に赤ちゃんが当てはまっているからといって自閉症だと決めつけるのは早いように思います。

考えすぎるのもママ自身の産後鬱などの危険もある為、まずは周りの人に相談し、情報共有する事が重要です。

それから、自閉症の子供または自閉症の疑いのあるグレーゾーンの子供には「適切な発達に繋がるおもちゃ遊び」を促す事も非常に重要なります。

下の記事ではその理由と、自閉症またはその疑いがある子供に最適なおもちゃを紹介しています。

赤ちゃんでも遊べるおもちゃもあるので記事をご覧になってみて下さい↓

自閉症の子におすすめのおもちゃ【8選】の記事はこちら

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