こんにちは、現役保育士です。
1歳半で癇癪を起こす子どもは、その異常な行動から
「発達障害のサインでは?」
と思われるかもしれません。
じゃあこの記事では、1歳半の子どもの癇癪と
子どもが発達障害に関連する行動をしているかどうかを判断する際に保護者の方が見るべきポイントについて説明します。
1歳半で癇癪を起こす子は発達障害?
1歳半の子どもたちは、さまざまな感情を経験しはじめたばかりです。
環境を探索し、さまざまな新しい体験に適応していく中で、癇癪などの強い感情を示すことも少なくありません。
この時期の子どもたちは、新しい環境の中で自分の感情を識別し、管理する方法をまだ学んでいます。
この探求の時期には、イライラして癇癪を起こすこともよくあります。
なので、必ずしも発達障害の兆候ではなく、感情の発達の正常な部分です。
【日常生活】や【おもちゃ遊び】を通して保護者の方が、子供の成長を正しい方向に導いてあげることも必要です。
下の記事では、私の園でも使用されてる発達を促す系のおもちゃを紹介してます。買わなくても良いので参考にしてください。↓
⇒1歳半児におすすめ【発達を促す系】のおもちゃ7つ|運動&知育玩具
一昔前は、1歳半で癇癪を起こす子どもはすぐに「発達障害だ」と言われているケースもありました。
でも一般に信じられていることとは異なり、1歳半の子どもの癇癪は、発達障害のサインではありません。
先ほども話した通り、この時期の子どもは、まだ成熟した言語を使うことができないまま、強い感情を表現することを学んでいます。
癇癪は、疲労や空腹、子どもが緊張されているなど、さまざまな理由で起こることがあります。
とはいえ、いわゆる【通常の癇癪】よりも激しく、頻繁に起こるようであれば、根本的な発達障害の可能性があるかもしれません。
⇒1歳児に怒鳴ると発達に影響が出る?|イライラして怒鳴ってしまうデメリット
1歳半で癇癪を起こす子どもは発達障害じゃない理由
子どもが1歳半になると、急激に脳が発達します。
なのでイライラしたり、理解できなかったりすることで強い感情を示すことはよくあることです。
そして脳が成熟するにつれて、自分の感情をコントロールできるようになり、自分の気持ちを上手にコントロールする方法を学んでいきます。
このような場合、親御さんは冷静になり、お子さんが何が原因で怒っているのかを理解できるようにすることが一番です。
そうすることで、自分の欲求をうまく伝えるための対処法を身につけることができます。
⇒くるくる回る1歳半児が健常児だった体験談|発達障害じゃなかった!
たとえ1歳半で【強い癇癪】を起こすお子さんも、発達障害ではない可能性が高いです。
絶対とは言い切れませんが、癇癪は、基礎疾患とは無関係である可能性が高く、日常のさまざまな要因で起こる可能性があります。
ちなみにうちの園の1歳半児たちも、年長児に求められるような認知的、社会的スキルの多くをまだ身に付けていません。
しかし、これは必ずしも発達障害というわけではなく、お子さまがまだ学習し、自分の環境をうまく利用できていないことを意味します。
⇒1歳半の健常児でもつま先歩きをする?|わざとでも発達障害の可能性がある?
癇癪と発達障害の関係
1歳半の子どもが癇癪を起こすことは、発達障害の決定的な兆候ではありませんが、癇癪の起こり方や頻度に注意を払うことは重要です。
もし癇癪が頻繁に起こり、他の発達の遅れの徴候と関連している場合は、
- 認知、
- 社会、
- 言語の遅れの早期警告の徴候
である可能性があります。
癇癪が続いていて、
- 言葉の遅れ、
- 集中力の低下、
- 指示に従うことの難しさ、
- 攻撃的な行動
などの兆候が見られる場合は、根本的な発達障害の兆候である可能性があるため、医療専門家に相談することが重要です。
癇癪と発達障害の関係については、両者の間に関連性がある場合があります。
発達障害は、
- 運動能力の低下、
- 言語能力の低下、
- 社会的な合図を理解することの困難さ
などとして、子どもに現れます。
お子様の癇癪が頻繁で極端な場合は、心配の種であり、根本的な発達障害の可能性を示すサインとなります。
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反り返るのが発達障害のサイン?
特に反り返る子供、つまり運動動作をコントロールできないことは、発達障害のサインです。
反り返りを示す子どもは、
- 不器用で、
- 字を書いたり、
- 絵を描いたり、
- その他の細かい運動が苦手
な場合があります。
親御さんがお子さんのこれらの兆候に気づかれた場合は、医師に相談することをお勧めします。
さまざまな環境要因や行動要因によって、子どもが反り返りを見せることはあり得ます。
より深い根本的な問題があるかどうか、小児科医に相談することが大切です。
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まとめ
1歳半の癇癪は、必ずしも発達障害のサインではないことを覚えておくことが大切です。
しかし、お子さまの行動が1歳半の癇癪の域を超えているのではないかと心配される場合は、医師に相談し、診断してもらう必要があります。