保育士が作った1歳児ができることの目安表|発達障害のチェックリスト

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

こんにちは現役保育士です。

この記事では、1歳児の月齢ごとの発達段階の目安表を作成しました。

できることの目安や、発達障害のチェックに活用してください。

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1歳0ヶ月児ができることの目安表

1歳0カ月の時点で、次のことができるようになります:

– 親や家族など身近な人を認識することができる
– 環境を探索したり、他の子供と遊んだり、人と話したりするなど、有意義な方法で環境と関わりを持つ
– 物を指差し、身近な人や物の名前を挙げる
– 短い文章で話し、簡単な命令を理解する。
– 入るや乗るのような意味(概念)を理解する。
– いないいないばあや手拍子などの簡単なゲームに参加する。
– 自立して歩き、支えながら階段を昇る
– “ボールを渡して”などの簡単なワンステップの指示に従う。
– ブロックを4つ以上積み重ねる
– 電話で話すふりをするなど、模倣的な遊びをする
– 食器を使って自分で食べる
– 自分で歯磨きや手洗いをしようとする。
– 自主的な問題解決能力を示し、信頼関係を築く

1歳1ヶ月児ができることの目安表

1歳1カ月になると、次のことができるようになります:

– 少しづつ単語を理解できるようになる
– 指し示す
– 伝い歩きをする
– 言葉に合わせて反応できる
– 簡単な歌やお話を楽しめる

1歳2ヶ月児ができることの目安表

1歳2ヶ月の時点で、以下のことができるようになります:

– 簡単な会話ができる
– 歩み寄る
– 指し示す
– にんぎょうを掴む
– 手づかみで食べる

1歳3ヶ月児ができることの目安表

1歳3ヶ月の時点で、以下のことができるようになります:

– 簡単な音を出す
– 言葉をまねる
– 人を見分ける
– 首をかしげる

1歳4ヶ月児ができることの目安表

1歳4ヶ月になると、以下のことができるようになります:

– より多くの言葉を使うようになる
– 言葉の意味をより理解する
– 親の顔色をうかがう

1歳5ヶ月児ができることの目安表

1歳5ヶ月になると、以下のことができるようになります:

– 二語文が使えるようになる
– 身振り手振りを交える
– 階段を上り下りするようになる
– 出し入れする
– 鏡に映る自分を認識する

1歳6ヶ月児ができることの目安表

1歳6ヶ月の時点で、子どもは以下のことができるようになるはずです:

– 指示をより簡単に理解できる
– 言葉を継ぎ足す
– 駆ける
– 指差す
– 聞き分ける

 ちなみに、もしも1歳半児がこれらの動作ができなくても焦る必要はありません。

しかし【日常生活】【おもちゃ遊び】を通して保護者の方が、子供の成長を正しい方向に導いてあげることも必要です。

下の記事では、私の園でも使用されてる発達を促す系のおもちゃを紹介してます。買わなくても良いので参考にしてください。↓

1歳7ヶ月児ができることの目安表

1歳7ヶ月の時点で、子どもは以下のことができるようになるはずです:

– 座った状態からハイハイや歩行に移る
– 相手の名前と簡単な要求に応える
– 見慣れた顔を認識する
– オブジェクトを指し示し、名前を付ける
– シンプルな動作でコミュニケーションを図りたいという気持ちを表す
– 指差しや手を振るなど、簡単なジェスチャーを使う
– 簡単なコマンドに従う
– 喜び、悲しみ、怒りなどの感情を表現する。
– 音や顔の表情を真似る
– ピーカブーなどの簡単なゲームに参加する。
– ジェスチャーや表情で言葉を補う
– スプーンを使って自分で食事をする

1歳8ヶ月児ができることの目安表

この年齢と発達で、1歳8ヶ月の子はできるはずです:

– 自立する
– ハイハイから歩く姿勢になる
– “違う”や “遊ぶ “など、より多くの言葉を使うようになる
– 人形遊びなど想像力豊かな遊びをする
– 簡単な質問に答える
– “手を叩いて “などの簡単な指示を理解する。
– 小さなものを手で持ち、動かす
– おもちゃで自主的に遊ぶ
– 特定のおもちゃに好みを示す
– 他の子どもたちに興味を示す
– 容器の中に物を入れたり、外に出したりする
– 試行錯誤しながら問題を解決しようとする

1歳9ヶ月児ができることの目安表

この年齢と発達で、1歳9ヶ月の子はできるはずです:

– 走り回る、登る、ジャンプする
– ブロックなどを使ってタワーを作る
– “ママ “や “パパ “などの言葉をもっと使う。
– 簡単な質問に答える
– 嫉妬、好奇心、不安など、より複雑な感情を発揮する
– 2つの単語を含む文章を言う
– 他の子どもや大人の会話に興味を示す
– カップで飲む
– オブジェクトを使って他のオブジェクトを表現する
– 自分でできることは自分でやろうという意欲が感じられる

1歳10ヶ月児ができることの目安表

この年齢と発達で、1歳10ヶ月の子は、できるはずです:

– 物体を押したり引いたりする
– 手伝ってもらいながら自分で服を着る
– 本の中の絵を指差す
– シンプルな2部構成のコマンドに従う
– 3~4個の単語を含む簡単な文章を言える。
– 本の中の絵を識別する
– 簡単なストーリーを理解する
– 大人の活動を真似る
– 簡単な順番取りゲームに参加する
– 手から手へ物を移動させる
– “上 “や “下 “などの簡単な概念を理解する。

1歳11ヶ月児ができることの目安表

この年齢と発達で、1歳11ヶ月の子はできるはずです:

– コートなどの衣類を脱ぐ
– おもちゃを持ち運びながら歩く
– 二部式、三部式の指示に従う
– モノとモノの関係をある程度理解する
– “YES “と “NO “の概念を理解する。
– コップから飲むなど、アイテムを正しく使う
– 5、6個の単語を含む文章を言う
– 体の部位の名称
– かくれんぼなどの簡単な遊びを理解する。
– ブロックを4つ以上積み重ねる

1歳12ヶ月児(2歳児)ができることの目安表

この年齢と発達で、1歳12ヶ月の子は、できるはずです:

– 衣服の着脱を手伝う
– 手伝ってもらいながらボールを投げる
– “靴 “などの身近な言葉の意味を理解する。
– 二部式、三部式の指示に従う
– 絵の中の物を指差す
– 日用品を識別する
– “これ何?”などの簡単な質問をする。
– ブロックを6個以上積み重ねる
– おままごとなど、簡単な遊びをする
– 新しい音を出す
– 童謡・唱歌に参加する

1歳児の発達障害チェックリスト

1歳児の発達は非常に流動的(早い)ため、正常な発達をしているかどうかを知ることは難しいかもしれません。

しかし、1歳児の心身の発達が順調かどうかを判断するための目安はあります。

ここからは、1歳児の発達障害のチェックリストを見ていきましょう。

身体的な障害

1歳児の発達を評価する上で、身体的な障害に注意する必要があります。

ハイハイやお座りの遅れからは、軽い運動障害から、ダウン症などの重い疾患まで、さまざまなものを予測できます。

歩きにくさや反射神経の変化などのサインを見逃さないようにすることが大切です。

もし、お子さまにこれらの問題がある場合は、医師の診断を受けることが大切です。

認知機能の発達

認知の発達に関しては、1歳児のスキルや能力を把握することが重要です。

これには、

  • 言語
  • コミュニケーション能力、
  • 問題解決能力、
  • 物の認識能力

などが含まれます。指示に従えない、モノで遊ぶことに興味がないなど、問題があれば観察する必要があります。

社会性・情緒の発達

1歳児は、より複雑な感情を示すようになるはずです。

親や養育者に愛着を持つようになったり、原因と結果を理解するようになったりするのも、成長の証です。

もし、これらのお子さまの成長が見られないようであれば、医療機関に相談することをおすすめします。

運動機能の発達

運動機能の発達では、1歳児は転がったり、ハイハイしたり、歩いたりすることができるようになります。

また、立ったり、手を伸ばしたりといった、より複雑な動作も見られるようになります。

これらの動作に問題がある場合は、身体的または感覚的な障害を示している可能性があります。

感性の発達

1歳児は、音、味、視覚などの外的刺激を識別できるようになる時期です。

しかし、

  • 目を合わせない、
  • コミュニケーションがとれない、
  • 聞こえにくい

などの問題がある場合は、専門医にご相談ください。

まとめ

1歳児に期待されるこれらの能力は、子どもによって異なる可能性があることを念頭に置いておくことが重要です。

発達段階を理解し、この記事で紹介したチェックリストと比較することが重要です。

そして本来の発達と違う行動や遅れがあれば、発達障害のサインかもしれないので、注意することが大切です。

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