こんにちは、現役保育士です。
この記事では、自閉症児はいつから手をひらひらさせるのか?
について解説していきます。
もくじ
自閉症児が手をひらひらするのはいつから?
自閉症のお子さんの多くは、
- 手をばたつかせる、
- 揺らす、
- 回転させる
などの反復行動や刺激的な行動を示します。
なお、手のひら返しは必ずしも自閉症を意味するものではなく、
- 手をこする、
- 叩く、
- 物をたたく、
- 手をたたく
など、他の形態をとることもあります。
⇒健常児でも手をひらひらする?|逆さバイバイと発達障害の関係とは?
自閉症児が手をひらひらする原因
自閉症児が手をひらひらすることについて、正確な原因はわかっていません。
もし、お子さんの手のひら返しが続いたり、発達の遅れや他の形態の発達障害の兆候が見られたりした場合は、ご両親はかかりつけの医師や小児科医に相談してみてください。
⇒ 逆さバイバイをしていても自閉症じゃなかった!【体験談】健常児だから大丈夫。
いつから自閉症児は手をひらひらする?
先ほども解説した通り。手をバタバタさせたり、ひらひらさせたりするのは、自閉症児によく見られる行動ですが、その頻度や強さは千差万別です。
そして、時折手を振る程度から、執拗に手をバタバタさせたり、ひらひらさせたりする程度まで、様々な場合があります。
しかし、手のひら返しが始まる年齢は、子どもによって大きく異なることを覚えておく必要があります。
1歳半より前に始まる子もいれば、5歳より後に始まる子もいます。
⇒自閉症児が手をひらひらする理由|常同行動の原因はどんな心理から?
自閉症児の手のひらひら返しとは?
自閉症児の手のひらひら返しは色んなパターンがあります。
一般的には、
- 手を素早く開いたり閉じたり、
- 指をはじいたり、
- 手をこすり合わせたりする
などの手の動きが繰り返されます。
具体的な動作は子どもによって異なるので、よく観察して理解することが大切です。
なぜ自閉症児は手をひらひらさせるのか?
なぜ自閉症児は手をひらひらさせるのか?
その理由一つではなく、
- 手をばたつかせたり、
- はしゃいだり
することは、自閉症児にとってさまざまな目的を果たすことができるからです。
また、自閉症児が環境を理解したり、感覚的な情報をフィルタリングするための方法であるとも考えられています。
⇒逆さバイバイをしていても自閉症じゃなかった!【体験談】健常児だから大丈夫。
まとめ
自閉症のお子さんは、早ければ1年半、遅くても5歳くらいから手をひらひらさせるようになります。
手をひらひらさせることにはさまざまな目的があります。
お子さまの手指の動きが気になる場合は、医療従事者に相談してみてください。