子供が歩き始める時期には個人差がある事は知ってはいるけど、平均の歩き出す時期を越えると親としてやっぱり徐々に不安になってきますよね。
もくじ
歩き出すのには個人差がある
子供が歩き出すのはだいたい1歳3か月といわれていますが、ママがどんなに心配したところで問題は解決することはありません。
何か行動をしなくてはと意気込み、子育て支援センターに具体的な子供の状況を伝えたところで返ってくる返答は「もう少し様子をみましょう」です。
歩き出すのには個人差がある為、1歳半検診の時まで子供の発達スピードは気にする必要は無いとの事なのですが、平均発達スピードより子供が遅いとやっぱり不安になりますよね。
子供の平均発達スピードが遅ければ遅いほど、子供の発達障害の可能性は高まってきます。
もし自分の子が発達障害だったら・・・と考えると心配になるのは当然と言えるでしょう。
1歳4ヶ月で歩かない子供は発達障害の可能性があるの?
1歳4ヶ月ではまだ発達障害の可能性が高いとは全く言えません。
世間一般で言われている通り発達には個人差があるからです。1歳4ヶ月はおろか1歳10ヵ月でも障害の可能性は低いです。
ただあくまで可能性の話ですので1歳3ヶ月で歩き出した子供に比べると障害の可能性は多少上がるかもしれません。
では中々歩き出さない子供はどんな障害を抱えている可能性があるのでしょうか?
自閉症
自閉症の子供は歩き始めが遅いのが一つの特徴と言われています。
他にも言葉がなかなか出ない、転んでけがをしても痛がらない、などの症状があります。
もし自分の子供が自閉症なのではないかと感じたら、これらの症状が該当している事を伝えつつ相談をした方がいいかもしれません。
ADHD(注意欠陥・多動性障害)
発達の遅れに関係しているものの中にADHDがあります。
ADHDはすぐに物を無くしたり、感情のコントロールができない為にすぐにかんしゃくを起こしたりしてしまうという症状がありますが、発達が遅いという事はADHDが発達の妨げになっている可能性があります。
知的障害
知的障害を抱える子供は歩き始めが遅い傾向があるようです。
これは歩き始める為の赤ちゃんの「歩きたい」という欲求が欠如している為に起こってしまう事もあるので、
時間の経過と共にいつかは歩けるようにはなるでしょうが、知的障害を抱えているならば今後それなりの対処が必要となってくるでしょう。
1歳4ヶ月の子供が歩かない原因は?
子供が歩き始める時期が平均より遅い場合にはなにかしらの原因がある場合もあります。
もちろん発達のスピードには個人差がありますので一概には言えませんが原因があるとするならばこれらの原因である可能性があります。
1歳児の体格がいい
出生体重が大きく、体の成長も早い子供はそれだけ歩き出す時期も遅い事があります。
筋肉や骨の重量が他の子に比べ重くなっているので、それだけ体を支える足が必要になるようです。
つまり身体的な発達が十分にされていないというだけの事なので対策のしようがありません。気長に待つ事が重要です。
歩きたいという欲求が足りない
子供自身が歩きたい!という欲求がなくては歩き出すのに時間がかかるようです。
これは子供の性格によるのですが好奇心の強い子供は歩く不安定さを楽しむ余裕がある為、子供が「歩いてみよう」と思う事が多いようです。
しかし子供自身が怖がりな性格であると単純に怖くてつかまり立ちから離れて不安定に歩き出すのは「怖い」と感じ、チャレンジ精神が無いために歩き出すのが遅くなってしまう事が多いようです。
「歩く気が無い」と診断される
1歳半検診では、子供がまだ歩かない為に「もしかして障害?」と不安になりながらも受診したところ、保健師さんに「歩く気が無い」と診断される事もあるようです。
専門家でも子供の「歩きたい」という欲求は障害とは別と考えられる可能性の方が高いと言えるでしょう。
1歳4ヶ月の時点で本来歩けるほどまでの身体的成長が終わっているのであれば、まずは子供に步く事自体に興味を持たせる必要があります。
では具体的にどんな練習をすればいいのか見ていきましょう。
子供が歩くように練習する
子供が歩けるように練習するのには様々な方法があります。
子供は自然と歩き出すには時間がかかる為、今まで歩かなかった子供も練習をする事でコツを掴み、すぐに歩き出す事もあるようですよ。
歩行器を使う
歩行器を使って自由自在に子供が歩けるようになれば子供が歩き出すのは目前だと言えるでしょう。
歩行器は歩く練習として非常に効果的で、使用し始めてから1週間も経たないうちに歩き出すという事もあるようですが、その性質上、子供自身が嫌でも自力で降りる事はできません。
歩行器は常に使用するのではなく、ある程度の時間を決めて練習をするのが良いでしょう。
つかまり立ちから練習させる
子供につかまり立ちをさせてからゆっくりと手を放し、笑顔で子供に呼びかけると子供は立ったままママの方へ歩いてくる事があります。
これを何度か続けていると子供は自分が歩けると自覚するようになり、自分の行きたい方へ移動手段として歩くようになるそうです。
芝生の上で立たせてみる
芝生の上で子供を立たせると足の裏の感触が気持ちいい事から歩き出すきっかけになるようです。
初めは裸足で草を踏む事に戸惑う事もあるようですが、根気強く続けていると成果が表れるようです。
まとめ
いかがでしたか?
子供が歩き始めるには発達の個人差がある為、遅くても心配する必要はないのですが、どうしても不安に感じてしまうのであれば、
子供が歩かない原因を調べ、子供が歩けるように練習するのがいいかもしれません。
以上!保育士の助言でした!
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