【ADHDの子供の顔つき】

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

こんにちは、現役保育士です。

ADHDを抱えた子供の顔つきは健常児と比べてどう違うのかについて話していきます。

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ADHD(注意欠陥多動性障害)について

ADHD(注意欠陥多動性障害)は発達障害の一つであり、脳機能の障害によって発症すると考えられています。

ADHD(注意欠陥多動性障害)を抱えた子供は健常児と比べて状況を判断する能力が低い傾向にあります。

脳内で順序を論理的に組み立てて行動に移すのが苦手で、とっさの判断に弱いと言われています。

染色体異常などの外見からあからさまに判断できる障害とは違い、健常児との区別がつきにくい為、周りからは

「だらしがない」

「親の教育がなってない」

などとネガティブな印象を持たれやすいと思います。

成長途中の子供に対しては、発達に著しい悪影響を与えてしまう一方で、何か一つの物事に集中出来るという側面もある為、

社会的に成功を収めた有名人も何人かADHD(注意欠陥多動性障害)である事が公表されています。

顔つきで分かる?

ADHD(注意欠陥多動性障害)の子供は一般的に健常児との見わけがつきにくいとされています。

しかし、ADHD(注意欠陥多動性障害)を抱えた子供には、共通して特徴的な顔付きがあるという意見もあります。

もちろんダウン症などの染色体異常による奇形ほどパッと見て見分けがつくわけではありませんが、「顔付きの特徴」という面で見れば確かに、共通した顔付きがあるように感じます。

以下、一般的に言われているADHD(注意欠陥多動性障害)の子供の顔つきの特徴になります。

ADHD(注意欠陥多動性障害)の子供の顔つき

・目の間隔が広い

・えらが張っている

・ネコ顔をしている

これらの顔つきの特徴はあくまでも統計的に見た結果だそうで、当てはまっているからと言って必ずしもADHDだという訳ではありません。

ADHDを抱えた子供でも、目と目の距離が近い事もありますし、えらが張っていない事もあります。

アスペルガー症候群との違い

ADHDとよく比較される、広汎性発達障害のアスペルガー症候群ですが、同じ発達障害でも特徴は全然違うとされています。

アスペルガー症候群はADHDと比べて、対人関係の築きにくさがより増しているという印象です。

ADHDは多動性と衝動性、不注意が代表的な症状と言われていますが、アスペルガー症候群はコミュニケーションの問題を抱えるケースが多いとされています。

対人関係の障害はADHD以上に深刻であり、子供の発達においてもより多くの悪影響を与えてしまう可能性があります。

また、顔つきにもADHDとは違った特徴を持っていると言われています。

アスペルガー症候群の顔つき

・堀が深い

・輪郭が細長い

・色白

・肌が綺麗

・表情の変化に乏しい

一般的にアスペルガー症候群は美男美女が多いとされています。

しかしこちらもADHDの顔つきの特徴と同じく、統計的に見た結果、このような顔つきが多いというだけなので、これだけで断定する事はできません。

顔付き以外の特徴

ADHD(注意欠陥多動性障害)の特徴は顔つきで見るよりも、性格や言動からみた方が断定はしやすいかと思います。

顔つきの特徴に当てはまっているからと言って、ADHDへの疑惑が増えるという事はありませんし、特徴に当てはまっていないからと言って安心できるという物でもありません。

それよりも医学的に根拠の強い、子供の性格や言動から読み取った方がまだ、保護者の方からしてみても、信用度の高い結果が得られるかと思います。

ただ、年齢によって発達障害の特徴として見るポイントは違ってきますので、赤ちゃんの場合や、1歳以降の子供の場合の特徴などと分けて考える事が重要です。

【ADHDの赤ちゃんの特徴】の記事はこちら

【発達障害の持った1歳児の特徴】の記事はこちら

これらの特徴を見たうえで、「もしかしたらADHDなのかも」という疑念を抱いたら、なるべく早くに専門機関への相談をおすすめします。

発達障害の種類によっては早期発見が重要となる事もあります。

特に言葉の遅れが目立つ場合ですと、幼児期に言語発達地帯と診断された場合、大人になってからもコミュニケーション障害になってしまう可能性もあります。

まとめ

ADHDを抱えた子供の顔つきは、目の間隔が広い、えらが張っている、猫顔をしているなどの特徴があると言われていますが、あまり真に受けすぎずにどちらかと言えば子供の性格に着目して判断すると良いでしょう。

性格にも個人差は出てきますが、早めに専門機関へと相談する事で適切な対処や子育てに繋げる事が出来ます。

ただ、あまり気にしすぎるのも保護者の方にとっては良くありません。

少し発達が遅れただけで、発達障害なのかも?と感じるのはさすがに早すぎです。

ADHDや自閉症、アスペルガー症候群などの発達障害は断定するのに時間がかかる事もあるので、不安になる気持ちも分かりますが、子供の成長に悪影響の出ないよう、適切な育児環境を準備する事を保護者の方は優先したいですね。

以上、保育士の助言でした。

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