ダウン症と判明するのはいつ?
1歳ではどんな特徴があるの?
ダウン症とは?
よくダウン症といわれるその病気はダウン症候群が正式名称です。
人間に備わっている染色体のなかで21番目が生まれつき、1本多く3本ある為に発症してしまう疾患です。
遺伝によって発症することはなく、本当に偶然にも染色体異常が起きてしまった場合にのみ発症します。
この事から神の子や、天使の子と言われる事もあるようです。
その考え方を否定するつもりはありませんが、健常児と比べるとどうしても日常生活に支障をきたしてしまうので、医学的には障害として扱っています。
ダウン症と判明するのはいつ?
完全に100パーセントダウン症と判明する時期(確定診断)は個人差があります
しかし時期によって基準はありませんが、血液を採取し血色体検査を行う事で、ダウン症の確定診断ができます。
また出生前診断を子供を産む前にすれば身体の特徴から、ダウン症の確率が割り出す事ができます。
ただし出生前診断は母体にダメージを与えてしまう為、受ける人と受けない人がいます。
万が一授かった子供がダウン症だった場合、産まないという覚悟が無い場合には受ける必要はないかと思われますが、
妊娠した子供がダウン症なら産まない!という覚悟があるのであったら出生前診断は受けた方が良いと思われます。
ダウン症の1歳児の特徴
ダウン症の1歳児の特徴は健常な1歳児と比べて、体の関節が柔らかいという事が一番分かりやすい特徴になっています。
健常児は1歳頃になると段々骨格がしっかりしてきて、触ると多少のゴツゴツ感を感じる事ができますが、ダウン症児は骨が正常に作られていない為、触るとふにゃふにゃしています。
他にも、身体的特徴として、目がつり上がっていたり、目と目の間隔が広かったり、鼻が広く低い事が挙げられます。
詳しくは下の記事をご覧になってみて下さい↓
性格の特徴
ダウン症の1歳児の性格の特徴は感性が他の健常児にはないものとなっています。
ダウン症児が描く絵は健常児の描く絵とは違い、ものすごい才能を発揮する可能性があるようです。
実際にダウン症の方で絵描きとして有名になられている方も存在しています。
また、ダウン症の1歳児は明るい性格の子供が多いです。
考え方がポジティブであり健常児の子よりも微笑む事が多く、愛想がいいと言われています。
さらに、ダウン症の子はこだわりが強いとも言われています。
これはネガティブなマイナスイメージとしてとらえる事もありますが、作業などを行う際、正確に丁寧に出来るという特徴があります。
こだわりが強いだけに、適当にパパッと終わらせる事が出来ないのです。これもダウン症児の長所と言えるでしょう。
行動の特徴
ダウン症の1歳児の行動の特徴は、まず第一に理解が遅いという事があげられます。
親や担任の出した指示が抽象的であればあるほど伝わりにくいのです。
他にも健常児と比べ、運動能力が低く体力が無い為、激しい運動が出来ないという特徴がります。
ちょっとした有酸素運動をするだけでダウン症児にとっては疲労感をものすごく、ストレスを感じるようです。
自分の意思を相手に伝える事が苦手であり、言葉としての表現が健常児と同じようにできないようです。
1歳でダウン症と判明したら
1歳でダウン症と判明したらなるべく早く、筋肉のマッサージをする事が大事です。
これを習慣づけて、毎日やる事でその後の日常生活に大きく影響します。
ダウン症児は関節がぐにゃぐにゃとしているので、触る事を躊躇してしまう親が多いようですが、筋肉のマッサージをする事で体が発達した時に他の健常児とほとんど同じように歩けるようになります。
ためらわずに筋肉のマッサージは積極的にやりましょう。
またダウン症児の為の言語教室などに早いうちに通う事で小学校入学後にどの程度話せるようになるかが大きく変わってくるようです。
いずれにしても医師との相談の上で実行をしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
ダウン症と判明する時期に明確な基準はありませんが血液診断をする事で、ダウン症と確定診断を受ける事ができます。
ダウン症の事は行政機関や保育士さんなどに相談をしつつ、子供の成長を見守っていく事が重要です。
相談さえすれば、その子に適した言語教室やお医者さんなどを紹介してもらえます。
また、そういったダウン症児専門の施設に出向く事でダウン症児を育てている母親同士の交流の機会もあります。
身近に相談できるママ友ができればそれだけで心強いですよね。
いずれにしても子供の事を第一に考えて行動することが重要です。