【1歳半検診に出る言葉の数の平均】

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

1歳半検診で子供は平均どれだけの言葉の数を話せるのでしょうか?

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1歳半検診について

1歳半検診では言葉の発達を検査し、子供が精神的な成長を適切にしているかどうか調べたり、身長、体重などを測り、身体的な発達がされているかどうか調べます。

言葉の発達を調べる具体的な方法は保健師さんによって違いますが、実際に保健師さんと子供が会話をしたり、ママと遊んでいる様子から、検証したりします。

1歳6ヶ月の時点では、ほとんどの子供が1語文を言える状態まで精神的な成長を終えている事が多いですが、一般的にどのくらいまで喋る事が出来るのでしょうか?

言葉はどのくらい出る?

1歳半の時点で2語文まで話せる子供の数は少ないと言えるでしょう。

言葉の数は知っていても文章の組み合わせ方や会話の仕方、コミュニケーションの基礎などをまだ学べる環境に無い事が多く、子供の発達段階的にもそこまで成長していないからといって不安に感じる必要はありません。

しかし、1歳半の時点でまだ「あー」や「うー」などの意味の無い「喃語」しか話せないようでしたら、その子供は発達が遅いと見なされ1歳半検診に引っかかる可能性が高いです。

目安として1歳半検診では1語文が話せる事が当たり前という認識でいた方がいいかと思います。

平均の数は?

1歳半検診の時点で話せる言葉の数の平均は約10単語と言われています。

これは1語文と呼ばれる意味のある単語で、会話として組み合わせている物では無く、子供の指さしなどから自然に出る言葉の事です。

一般的には「ママ」「パパ」「わんわん」「マンマ」「ブーブー」などが発音もしやすく、子供の生活環境で覚えやすい言葉であると言われています。

10単語と聞くと多く感じる保護者の方もいるかもしれませんが、あくまで目安ですし、指さしが出来て、単語を2つほど言えるのであれば全く問題は無いです。

重要なのは喃語ではなく、意味のある単語を言えるかどうかです。

たとえ覚えている単語の数が1つしかいえない場合でも、子供自身が「それが何なのか」を理解して発言しているかどうかで子供の発達が遅れていないかどうかの判断が別れます。

言葉の数は環境によって変わる

1歳半検診で出る言葉の数は子供が毎日の生活の環境によって変わります。

例えば子供が多く言葉と触れ合う機会が多ければ多いほど、子供が言葉を覚えるのに適した環境であると言えます。

ママが積極的に声掛けをしている家庭や、言葉の発達を助長するような知育玩具でいつでも遊べる環境であればそれだけ言葉の発達スピードは速いです。

言葉の発達に最適な知育玩具の記事は↓こちら

【アンパンマンことばずかんdx】ツイッターの口コミやレビューまとめ

また子供が保育園や幼稚園などの施設に通っているかどうかも重要です。子供は大人からの刺激だけではなく、同年代の子供同士の関わりからも学ぶ事が沢山あります。

保育園や幼稚園などの、言葉掛けがありふれた環境で同年代の子供が話す光景を見ていたらまだ言葉が出ない子でも「言葉を使って喋ってみようかな?」という気持ちになるきっかけになります。

言葉への興味

また子供が言葉にどれだけ興味をもてるかどうかも、言葉の発達スピードに影響を与えます。

ママが必至に毎日声掛けをしていてもそれが子供にとって興味の持てない内容だったとしたらそもそも子供は言葉自体に興味を持つことはありません。

ただやみくもに声掛けをするのではなく、子供が言葉に興味を持つように促すのが重要だと言えるでしょう。

具体的には子供に対して「これなんだ?」と質問をするのは非常にいい声掛けだと言えます。

もちろん初めのうちは子供は質問をされているという認識は無く、意味が理解出来ないかもしれませんが、「これなんだ?」と質問し、

しばらく経ったあと「これは~だよ。」と正解を伝える事を繰り返すうちに、子供は質問をされているという意味が理解できるようになり、「これはなんだろう?」と子供自身が考えるきっかけになります。

ママから一方的に言葉や単語の意味を伝えるだけでは、子供が言葉に興味を持つことはありません。

子供が言葉に興味を持つような考えるきっかけを与える事が重要だと言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?1歳半検診で引っかかる場合に多いのが言葉の発達ですが子供の過ごす環境を改善する事で言葉を喋れるようになる事もありますよ。

実際に1歳半検診に引っかかる子供はおもちゃ選びが間違っているという事も多いです。

詳しくは下の記事をご覧になってみて下さい。↓

【1歳半検診に引っかかるのはおもちゃ選びが原因!】の記事はこちら

おもちゃ選びは1歳児の精神的な成長に大きく影響を及ぼすので、しっかりと発達を助長出来るものを選びましょう。

また、もし言葉を話す事が出来なくても、パパやママの話しかけた内容が理解出来ているのであればそれほど心配する必要はありません。

発達が遅れているにしても、発達障害が疑われるほどではないので、なるべく子供が言葉と触れ合う機会が多い環境を作るように意識しましょう。

以上、保育士の助言でした。

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