【8ヶ月の赤ちゃんがハイハイしない!】小児科に相談した方が良い?

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

こんにちは、現役保育士です。

8ヶ月になってもハイハイをしない赤ちゃんは身体的な成長が遅れている可能性もあるので保護者の方も原因を考える事は重要です。

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8ヶ月の赤ちゃんについて

赤ちゃんは生後7ヶ月から8ヶ月頃になると急激に手足の身体的発達がされるようになります。

物をつかんだり指先を器用に動かせるようになるのもこの時期で、初めてハイハイをする赤ちゃんは多いと思います。

しかし中には生後8ヶ月を迎えた赤ちゃんでもハイハイを始めない子供もいるようです。

あまりにも身体的な発達が遅いと発達障害の可能性なども見えてきてしまうので不安に感じる保護者の方も多いのではないでしょうか?

ハイハイしない

赤ちゃんがハイハイを始めるのは平均として生後7ヶ月頃が多いと言われていますが、8ヶ月を過ぎたとしても、そこまで心配をする必要はありません。

しかし、「赤ちゃんがハイハイをしない」のではなく、

「赤ちゃんがハイハイ出来ないほど成長をしていない」のは少し問題があります。

身体的な発達が正常に行われていない、またはそれが異常なほど遅い場合には発達障害も含めて何か原因があるのかもしれません。

もちろん子供の発達には個人差があるので、何も原因がなくただ遅いだけという可能性もありますが、保護者の方は様々な可能性を知っておいた方がそれなりの対処が出来るので良いかと思います。

心配で焦る気持ちも分かりますがまずはハイハイをしない赤ちゃんが身体的な発達をしているかどうかを見てみましょう。

8ヶ月頃に身体の発達をチェックするには、赤ちゃんがずりばいをいているかどうかがポイントとなります。

ずりばいはしてる?

ずりばいとは体全体を使ってずる事で自分の力で移動したり、お座りをしたまま足だけの力で動いたりするハイハイの始まりとも言える成長です。

ハイハイしない赤ちゃんでも、ずりばいが出来ているのであれば、身体の発達はされているので多少遅れていたとしても、そこまで心配する必用はないかと思います。

逆に、8ヶ月を過ぎた赤ちゃんがずりばいもしていないのであれば、発達の遅れが目立つ子供として周りからも見られてしまう可能性はあります。

そこで、赤ちゃんに成長が追いつくようにハイハイの練習をさせる必要があります。

しかし「赤ちゃんは自発的に成長させるべき」と言う方も世の中にはいるのは事実です。

考え方は様々ですが、保護者がハイハイの仕方を促すように教えてあげるのも子育ての一つかと思います。

原因は?

まずは赤ちゃんの身体が発達していない原因を特定する事が、赤ちゃんにはいはいを促す第一歩になるかと思います。

筋肉が付いていない

赤ちゃんに筋肉の発達が追いついていない場合はそれだけ身体的な発達が遅れる原因となります。

好奇心が薄い性質を持つ赤ちゃんの場合、体を使って動くきっかけが減るので筋力が他の子供と比べて遅い傾向があります。

タミータイム

タミータイムとは赤ちゃんがうつ伏せで過ごしている時間の事です。

海外では一般的に知れ渡っている事のようですが、このタミータイムの時間が短い赤ちゃんほどハイハイに移行するのが遅くなる傾向があるようです。

タミータイムは生後1ヶ月頃から始める事が出来るので、パパやママが積極的に赤ちゃんがうつ伏せの体制で過ごせるよう促して下さい。

気持ちの問題

赤ちゃんが自分自身で「ハイハイしたい!」という欲求を持っていなければハイハイを始めるきっかけは掴みにくいです。

赤ちゃんに「ハイハイしたい!」と思わせるには赤ちゃんのお気に入りのおもちゃを離れた所に置いておく事で、移動の好奇心を無理やり引き起こす事が出来るので効果的と言われています。

小児科に相談する?

私が勤務している保育園でも、「ハイハイを中々始めないので小児科に相談した方がいいでしょうか?」という質問を受けた事があります。

しかし8ヶ月程度ではずりばいをしていなくても、まだ相談した所で「個人差の範囲です。」と済まされる事が多いかと思います。

もう少し様子を見て、10ヵ月になってもずりばいを始めなかったり、身長や体重だけがどんどん成長しているのにハイハイを始めない場合には相談をしてみても良いかと思います。

また、保護者の方はなるべく赤ちゃんの様子を観察して、発達障害などの特徴が見られないかチェックしておく事も重要です。

下の記事では、自閉症の赤ちゃんの特徴について詳しく解説をしているのでご覧になってみて下さい。↓

【自閉症の赤ちゃんはよく笑う?笑わない?】の記事はこちら

ハイハイの練習法

ハイハイの練習として1番重要となるのが、赤ちゃんが自発的にハイハイをしたくなる環境作りと言えます。

赤ちゃんが自分で「ハイハイしたい!」と思うようになれば体を動かすきっかけにもなるし、それでなんとか動き出すようになれば、自然と筋力もつくのでハイハイがはじまるきっかけになります。

一番良いのはおもちゃなどで赤ちゃんの興味を引いて好奇心を刺激する事だと思います。

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このアマゾンの商品はボタンを押すと音が鳴りながら自動的に動くおもちゃです。

個人差はありますが、おもちゃに興味を持たせる事さえ出来れば、

赤ちゃんの「早くこのおもちゃに触りたい」という欲求を刺激するので、より速く動く為にハイハイへと自然に繋がります。

自動で動くのでママが直接手を使って動かすよりも興味を引きやすいのでおすすめです。

まとめ

赤ちゃんが8ヶ月を過ぎてもハイハイをしないと心配にはなるかと思いますが、

発達が遅い=発達障害という訳ではありませんので、気長に観察を続ける事も重要です。

ただ、様々な可能性を考えて保護者が知識を身につける事は重要ですので、何か原因がないかは考えてみましょう。

もし「赤ちゃんがハイハイをする事に興味がないのかな?」と感じたら好奇心を刺激するおもちゃを使ってハイハイの練習をしてみるのも良いかと思います。

以上、保育士の助言でした。

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