こんにちは、現役保育士です。
赤ちゃんが飲む粉ミルクには便秘になりやすいものと、なりにくいものがあるという事は知っていますか?
なぜミルクで便秘になる?
そもそもなぜミルクを飲んでいると赤ちゃんは便秘になりやすいのかというと便が腸に長くあり続けると水分を吸収してしまうからです。
水分を吸収すると便が次第に硬くなってしまいます。
赤ちゃんが便秘になりにくくするには腸の働きを良くして便が腸に留まらないようにしなくてはなりません。
またミルクの濃度(オリゴ糖の量)も便秘に関係しています。
もし粉ミルクを飲ませて赤ちゃんが便秘になっているとしたらいしっかりと基準調乳濃度で作れているか確認してみましょう。
母乳なら赤ちゃんは便秘にならない
完全ミルクで育てている赤ちゃんは便秘になりやすいと聞いた事はありませんか?
粉ミルクは体内の浸透圧が変化しやすいので便が水分を吸収してしまう事が多いのですね。
これはミルクの中に含まれているオリゴ糖という成分が腸内の浸透圧に影響を与えているからです。
基本的に浸透圧は低くくなればなるほど便から水分を吸収しやすいので硬くなりやすく、浸透圧が高くなればなるほど腸内にある便の水分は吸収されないので下痢になりやすいです。
今使っている粉ミルクの濃度から赤ちゃんの身体の浸透圧が高いのか低いのかを調べましょう。
逆に母乳で育てている子は浸透圧が一定に保たれるので便秘にはなりにくいと言えるでしょう。
粉ミルクはなるべく母乳の成分に近づけるよう、作られていますが、種類によっても便秘のなりやすさが変わってくるので子供に適したものを選んであげる必要があります。
赤ちゃんが便秘になりにくいミルク
赤ちゃんが便秘になって言うときにはこの和光堂のはいはいがおすすめです。
こちらの粉ミルクは比較的濃度が高く、オリゴ糖が豊富に含まれている為、腸内の浸透圧が高くなりやすいです。
今使っている粉ミルクが合っていないかもと感じたらこちらを試してみるのがおすすめです。
下痢になってしまう赤ちゃんには
こちらの粉ミルクは腸内の浸透圧を低くするので便を硬くする効果があります。
赤ちゃんが下痢になってしまっているのであればこちらの粉ミルクを試してみるのがいいかと思います。
赤ちゃんが便秘にならない為には
赤ちゃんが便秘になってしまうのはミルクだけが原因ではありません。
赤ちゃんの生活リズムが合っていないないと体内にも影響を及ぼします。
しかし成人であれば朝起きて夜寝て三食食べるのが良いとされていますが、赤ちゃんの適した生活リズムというのには個人差があり、
一人ひとりによって適した生活リズムというものが変わってきます。
赤ちゃんが便秘になってしまっているのであれば普段と生活リズムを変える事を意識してみる事も重要です。
具体的にはいつもと授乳の時間を若干ずらしたり、身体を沢山使って遊ぶ時間を変えてみるなどすると睡眠時間もずれるので生活リズムを変える事が出来ます。
また生活環境を変えると赤ちゃんの体調が変化することもあります。
例えば保育園に入りたての0歳児が便秘や下痢になってしまう事があります。
それは生活環境が変わったからだと言えます。反対に今現在下痢や便秘の赤ちゃんが生活環境を変える事で体調が良くなり快便になるという事もあり得ます。
さすがにこの為だけに保育園に0歳児を入れるのは現実的ではないですが、簡単にできそうな生活環境の変化からしてみると良い効果が表れるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
今便秘になってしまっている赤ちゃんがいたらまずは粉ミルクを基準調乳濃度で作れているかどうかを確認する事が先決です。
基準調乳濃度で作っているのに赤ちゃんが便秘になってしまっているのであれば粉ミルクの種類を変えてみた方がいいかもしれません。
便秘の赤ちゃんには濃度が高く、オリゴ糖の量が多い粉ミルクを選んであげてください。
また浣腸綿棒も効果的なので試してみるのが良いかもしれません
【赤ちゃんの便秘には浣腸綿棒|危険の無いやり方は?】の記事はこちら
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