【赤ちゃんの外気浴の効果】ベストな時間は?長すぎると危険!

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

こんにちは、現役保育士です。赤ちゃんの外気浴についてですが、どんな効果があるのか、どれくらいの時間帯に何分くらいがベストなのかについて話していきます。

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赤ちゃんの外気浴について

外気浴とは赤ちゃんを外に出して部屋の中とは違う新鮮な空気に触れさせる事です。

言葉のイメージからすると赤ちゃんを連れて外出するというように捉えがちですが、お散歩とは違いベランダや庭などで行えるので、家から外出しなくても出来る事です。

お散歩や日光浴と混合しがちなので最近では医師や保健師も「外気浴」という言葉を使用するようになりました。

外気浴は一般的に生後1ヶ月頃から始める方が多いようですが、室内で窓際から外の空気に触れさせるのであれば、もう少し早い時期からでも問題はないみたいです。

まだ散歩ができるほど身体的に発達がされてない産後間もない赤ちゃんは、この外気浴によって様々なメリットが生まれます。

外気浴は赤ちゃんの体調に注意しながら積極的にさせるようにしてください。

いつから?

室内で窓を開け、外の空気を吸わせるだけなら生後3週間、

庭やベランダなどに出て日光も少し浴びる事があるなら生後1ヶ月頃がおすすめです。

いつから外気浴をしてもいいのか疑問に思う保護者の方も多いですが、お散歩とは違い比較的短時間なので紫外線の影響も受けづらく、屋外の菌に触れるリスクも少ないです。

まだベビーカーで外出するには早いかな?という時期に外気浴は行うものなので、そこまで心配する必要はありませんが、外気浴をしている時間が長すぎると危険もあるので注意してください。

具体的な時間やなぜ危険なのかについては記事の下の方で説明しています。

外気浴の効果

外気浴をする事によって赤ちゃんが受けられる効果は以下の通りです。

生活リズムが形成される

毎日決まった時間に外の空気を吸う事で赤ちゃんの生活リズムが形成されやすくなります。

子供は産後間もない頃だと、まだ昼夜の概念が薄い為、起きている時間と寝ている時間に一貫性がありませんが、外気浴をする事で一日の流れを赤ちゃんが実感しやすくなりまっす。

好奇心が刺激される

赤ちゃんが普段と違う環境にいるという実感を持つと、好奇心が刺激され様々な物事に対し「なんだろう?」という疑問を持ちやすくなります。

この疑問を持つ事は赤ちゃんの精神的な成長を促すのにとても重要な事です。

外気浴をする事で不安を感じる赤ちゃんもいるかもしれませんが、逆に楽しいと感じる赤ちゃんも多いので実践してみて損はありません。

赤ちゃんに抵抗力がつく

定期的に外気浴をする事で赤ちゃんに抵抗力がつくという効果があります。

赤ちゃんに全く害の無い環境で過ごしていると病気になるリスクは減らす事が出来ますが、成長していくにつれて菌に対する抵抗力が薄くなってしまうという可能性があります。

適度に外気中にある菌とも触れさせる事も赤ちゃんの身体的な成長には必要な事です。

信頼関係が築ける

いつもと違った環境でも、パパやママと一緒にいる事で信頼関係が早く形成されるという効果もあります。

赤ちゃんが「ここでもママがいれば安心していいんだ」と実感できるので、より愛着形成に効果があると言えるでしょう。

夏や冬は注意!

赤ちゃんの外気浴は様々な効果が期待でき、メリットも多いですが、季節によっては赤ちゃんの健康を害する事にもなるので注意が必要です。

夏の暑い時期には外の気温に長い時間さらされると、汗ばみムレやすくなるので乳児湿疹の発症する可能性も高まります。

冬の寒い時期には空気も乾燥していますし、風邪などにかかりやすくなってしまいますので危険とも言えます。

春でも場所によっては花粉が飛んでいるので注意が必要です。

外気浴は確かに重要な事ですが、季節によって時間を調節しましょう。

時間はどれくらい?

外気浴をさせる際には必ず赤ちゃんの体調をチェックしてから行いましょう。

毎日決まった時間に外気浴をする事で生活リズムは形成されやすくなりますが、あくまでもそれは赤ちゃんの体調が万全であればの話です。

なんだか調子が悪そうだなと感じたらその日は外気浴を辞める事も重要です。

どのくらいの時間外気浴をするべきなのかに関しては、一般的に生後1ヶ月では1日に2回、5分程度と言われています。

そこに赤ちゃんの成長やその日の気温なども考慮して目安はママが決めて行いましょう。

赤ちゃんが嫌がらずに気持ちよさそうにしているのであれば、5分以上外気浴をしても良いですが、危険ですので体調に影響が及ばない程度にしておきましょう。

時間帯については暑い時期であれば涼しい夕方の5時頃、寒い時期なら比較的気温が上がる2時頃がベストだと言えます。

まとめ

赤ちゃんの外気浴では様々な効果がありますが、やはり一番メリットとして恩恵を感じる事が出来るのは赤ちゃんの生活リズムの形成に役立つという事でしょう。

生活リズムが作られる事で夜泣きの防止や赤ちゃんの身体的発達にも影響しますので、積極的に外気浴として室内の窓際、庭やベランダなどで外の空気に触れさせてあげましょう。

以上、保育士の助言でした。

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