こんにちは、現役保育士です。
乳児湿疹は保護者によって病院に行く目安が違いますよね。
「このくらいなら大丈夫」という方もいれば
「発症したらすぐに医者に行く」という方もいます。
今回は保育士目線で乳児湿疹の際に医者へ行く時の目安と何科で受診すればいいのかについて話していきたいと思います。
乳児湿疹について
乳児湿疹とはそもそもどういったものなの?という方の為に説明すると、総称して赤ちゃんに出来やすい湿疹の事で、病名ではありません。
よく勘違いをしてしまう事が多いのですが、乳児湿疹が病名だと思い、それの原因や対処法を調べてしまう方もいますが、
様々な病気を総称して「乳児湿疹」と言うので原因については特定をする事が難しいです。
症状に関しても様々なものがあり、出来る部位が違ったり、湿疹の種類も無数にあります。
なのでまずはどんな病名の病気で乳児湿疹になってしまっているのか特定をする事が重要です。
アトピー性皮膚炎との違い
乳児湿疹が出来てしまった子供に多いのが、アトピー性皮膚炎です。
アトピー性皮膚炎は「乳児湿疹」という総称したあいまいな言葉ではなく、しっかりと診断基準を設けた病気になります。
しかし乳児のアトピーに関しては、一般的な大人がかかるアトピーとは違い、多くの子供は成長していくにつれて完治する事が多いです。
アトピーと聞くと深刻な気もしますが、病院できちんと診て、適切な薬を処方してもらい、ケアを正しく行うのであれば、そこまで心配する必用はありません。
病院に行く目安
病院に行く目安に関してですが、湿疹が出て3日ほど経っても治る様子が見られなかったら受診した方がいいと思います。
「赤ちゃんの肌に異常が見られたら、すぐに病院へ!」と言う方も多いですが、乳児湿疹は発症しても軽いものであればすぐに治る事も多いので、何日か様子を見てから、都合の良いタイミングでも問題はないかと思います。
しかし、乳児湿疹以外にも熱や咳などの症状がみられた場合、肌に関係するアトピーなどとは別の病気の可能性も考えられるのでなるべく早めに病院で診てもらう事をおすすめします。
手足口病に注意
もし湿疹が手のひらや足に出来て熱がでていたとしたら、アトピーではなく手足口病にかかった可能性があります。
手足口病はウイルス性の病気で爪がはがれたり激しい痛みを伴う事もありますので
「もしかしたらそうかも?」と感じたら、自宅で様子を見るよりまずは病院で診察をしてもらう事をおすすめします。
小児科でいいの?
0歳児や1歳児に乳児湿疹が出来た時に、小児科に行くか、皮膚科に行くか迷う方も多いと思いますが、何科に行くか迷った時にはポイントがあり、発疹以外の症状が見られない場合には絶対に皮膚科に行くのがいいと思います。
というのも皮膚科だからといって赤ちゃんの事を知らない、詳しくないという訳ではありませんので、より専門的な事も知っている皮膚科の方が、処方される薬は同じでも適切なアドバイスや相談を受ける事が出来るからです。
逆に乳児湿疹以外にも、熱や咳などの別の症状が見られた場合には小児科に行くことをおすすめします。
小児科であれば乳児湿疹などの肌トラブル以外にも内科的な要素からも診察を受けられるので他の病気が発見しやすいかと思います。
ケアしっかりしよう
乳児湿疹は薬を使う事で比較的簡単に治癒する事が出来ますが、薬に頼るだけでケアをしっかりしないと、なかなか治らなかったり再発したりを繰り返します。
重い病気ではないですが、ケアを怠ると子供の発達にも影響を及ぼします。
乳児湿疹が長引くと、子供が汗をかかないよう常に気にしたり外遊びに制限を掛けざる負えなくなってしまう可能性もあるので
なるべく早めに健康な肌に近づけるよう日常生活の中でも意識するようにしましょう。
特にお風呂で使うベビーソープなどは、肌に優しいものを選びましょう。
通常のボディソープや添加物が含まれているものは肌に悪影響を与えるのでお風呂の環境は適切なものにした方がいいです。
下の記事で乳児湿疹やアトピーに良いベビーソープを紹介しているので参考にして下さい。
【乳児湿疹やアトピーの子におすすめのベビーソープ 】の記事はこちら
予防も重要!
乳児湿疹に関しては発症してからケアをするのではなく、普段から予防しておく事も重要です。
赤ちゃんの肌はデリケートでトラブルが起こりやすいですが、普段から肌に優しいベビーソープを使用したり、汗をこまめに拭いてあげたりなどの適切な予防をする事で乳児湿疹が起こるリスクも減少させる事ができます。
もちろん既に発症してしまっているのであれば処方された薬を使って「治療」をする事の方が大事ですが、赤ちゃんが治ってからも継続的に予防をしていく事が重要です。
乳児湿疹が治ったからと言って油断していると、発症が繰り返される恐れもあるので気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたか?乳児湿疹で病院に行く目安は保護者の方の判断による所も大きいですが、発症してから、熱や咳などの別の症状が見られない場合にはそこまで焦る必要は無いかと思います。
ただ適切なケアを怠っていると、治療をするにしても悪化していく可能性や発症を繰り返す体質になってしまうリスクも考えられるので、予防はしっかりと行う事が重要だと思います。
それから基本的に肌トラブルは皮膚科の方がより専門的なアドバイスがもらえるので、別の病気の疑いが無い場合には皮膚科での受診をおすすめします。
沐浴の際にも肌の弱い子に適したベビーソープを使用しないと症状の悪化を招いてしまう可能性もあるので刺激の少ない成分のものを選んで下さい。
下のベビーソープは少々高いですが全て無添加で出来ており、泡で出てくるので肌の弱い子には最適かと思います。↓
赤ちゃんに優しい無添加ベビーソープ《Dolci Bolle》
以上、保育士の助言でした。
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