【暖房の温度】赤ちゃんに24度は暑い!?|冬のエアコンに注意

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

こんにちは、現役保育士です。

冬の寒い時期には暖房が欠かせないアイテムとなりますよね。

ただ、0歳や1歳頃の赤ちゃんがいる家庭では、温度設定に悩む保護者の方も多いのではないでしょうか?

今回は赤ちゃんに最適な暖房の温度とエアコンの使用による注意点を説明していきます。

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冬の赤ちゃんについて

赤ちゃんを寒さから守る為にはエアコンの暖房機能を使う事自体は効果的と言えるでしょう。

というのも、赤ちゃんは(0歳の新生児は特に)自立神経の発達がまだ進んでいない為、体温の調節がうまく出来ません。

その為、保護者の方は赤ちゃんが過ごす適切な環境を作るという意味でも、エアコンの暖房を使うのは良い事だと思います。

たまに、赤ちゃんに季節を肌で感じさせる為に、夏は暑い経験、冬は寒い経験をさせた方が良いという意見もありますが、正直それはもう古い考えです。

赤ちゃんの健康に最も良い環境が解明しつつある現代では、保護者の方が室内の温度は調節するのが良いかと思います。

24度は暑い?

24度は赤ちゃんにとっては最適な温度と言えません。

寒がりな大人は暖房の温度を24度や25度以上に設定する方もいるかと思いますが、大人のちょうど良い温度と赤ちゃんのちょうど良い温度というのは違います。

室内の温度からも変わってくるのですが、大人の場合体質や運動量の影響から、普通よりも寒く感じたり暑く感じたりするので、自分の体感温度を基準に考えてはいけません。

また、温度設定よりも重要な事は、温度を一定に保つ事です。

たとえ設定温度が赤ちゃんにあっていたとしても、

「昼間は~度にしよう」「夜は~度にしよう」などとあまりにこまめに変更してしまうと赤ちゃんの体感温度に影響してきます。

免疫力を高めると意味では温度差を感じるのは効果的ですが、繰り返し体が冷えたり温まったりを繰り返してしまうと、赤ちゃんが風邪を引いたり、体調を崩してしまう事にも繋がります。

神経質になる必要はありませんが、外気浴と室温を変える事は別なので、そこらへんを意識してエアコンを使用すると良いでしょう。

【赤ちゃんの外気浴の効果】の記事はこちら

暖房の温度

暖房の設定温度に関してですが、赤ちゃんがいる部屋の中では20度~23度あたりに設定するようにしましょう。

いくら赤ちゃんに寒い思いをさせたくないとはいえ、設定温度が高いと外気温との差が大きくなり、身体的に負担がかかる可能性もあります。

自発的に寝返りが出来たり、ハイハイ以上の事が出来るようになった赤ちゃんは、運動が盛んになると同時に汗もかきやすくなり、体温が上がりやすいです。

これは、冬の寒い時期でも例外ではないので、

「冬だから赤ちゃんが暑いとは感じないだろう」と勝手に思い込んでしまう事のないようにしてください。

しかし、もし赤ちゃんが産まれたばかりの新生児で、寝返りもまだ満足に出来ないようであれば暖房の設定温度は若干高くしても問題はないかと思います。

室温は大体22度~24度あたりに保つのがベストではないでしょうか。

室内の湿度

赤ちゃんが過ごす部屋の空間では、室温よりむしろ湿度の方が重要な場面もあります。

湿度は赤ちゃんの体調だけでなく、コンディションにも影響します。

高すぎれば肌がムレて乳児湿疹が発症してしまう可能性もありますし、湿度が低すぎて肌が乾燥してしまうという事も考えられます。

暖房の温度に気を取られて湿度の調整をしていない保護者の方が良くいるので注意してください。

赤ちゃんの過ごす部屋の中には、できれば湿度の調節できる加湿器や空気清浄器を設置しましょう。

カビに注意

もし使っているエアコンのメンテナンスをしていないのであれば、中にカビが生えている事もあります。

エアコンの種類によっては半年掃除を怠っただけでも内部に埃が溜まり、カビもびっしりという事もありますので、むしろ部屋の空気を悪くしてしまう可能性もあります。

ハウスダストが原因で赤ちゃんがアレルギー反応を起こすという事も考えられますのでエアコンの掃除もこまめにするようにしてください。

まとめ

赤ちゃんがいる部屋の暖房の温度は20度~23度あたりがちょうど良いと言われていますが、まだ体を自発的に動かせない新生児の場合、体温が上がりにくい為、22度~24度くらいに設定した方が良いかと思います。

冬場にエアコンを使用する場合、中に埃やカビが生えている可能性もあるので気を付けましょう。

また、湿度調整に関しても赤ちゃんの健康を守るために保護者の方が意識的に行う必要があります。

あまりにも神経質になる必要はありませんが、赤ちゃんは部屋の環境に敏感なので、なるべく最適な状態を維持したいですね。

以上、保育士の助言でした。

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