こんにちは、現役保育士です。
赤ちゃんの二重あごはプ二プ二していて可愛いという人もいれば、正直太っているようで可愛くないという人も多いですね。
人によって見方が違う事の多い二重あごですが、今回は
「あんなに段差になっていて苦しくないのか?」
「原因は太っているからなのか?」
「治るのはいつからなのか?」
などの疑問に答えていきたいと思います。
赤ちゃんの二重あごが可愛くない
赤ちゃんは表情筋がまだ無い為、二重あごになりやすいです。
個人差はありますが、産まれてからすぐの新生児、生後2週間頃から二重あごになる赤ちゃんが多いとされています。
多くのママは出産前に
「可愛い赤ちゃんが産まれてくるんだろうな~」
という気持ちを持っているかと思いますが、この二重あごでぽってりとした赤ちゃんを
「正直あんまり可愛くない」
と感じる人もいるかもしれません。
人によっては、
「わが子を可愛くないなんて母親失格!」
なんて言うかもしれませんが、個人的に赤ちゃんの容姿を可愛くないと思うのは別に全然おかしい事では無いです。
というのも、おむつなどCMに出ている新生児の赤ちゃんは二重あごが目立たなくなっている事が多く、いわゆる作られた可愛さである事がほとんどです。
赤ちゃんをほとんど初めて見たような新米ママにとって、
「なんか想像と違った」
と感じるのはごく自然な事です。
二重あごは苦しい?
二重あごの赤ちゃんを見ると、顎の肉が圧迫して苦しそうに見えますが、赤ちゃん自身は本当に苦しいのでしょうか?
個人差はありますが、結論から言うと「苦しい時もある」です。
ただ、あくまでもこれは、二重あごにならないほどスマートな輪郭をした赤ちゃんと比べた場合です。
重要なのは赤ちゃんの寝かせ方でああり、それが適切でないと二重あごのあかちゃんでも、アゴの肉が少ない赤ちゃんでも苦しいです。
一般的に赤ちゃんを寝かせる際にはベッドに傾斜をつけて頭を高くしたり、首の後ろにタオルを敷いて気管を広げてあげると良いとされていますが、
その寝かせ方をしてもなお、赤ちゃんが苦しそうにしているのであれば、単純に傾斜をより高くしたり、タオルの厚みを増したりすればいいと思います。
二重あごの赤ちゃんとそうでない赤ちゃんは単純にさじ加減の問題で解決できる事が多いので赤ちゃんに負荷がかからない程度に試してみましょう。
呼吸は出来る?
赤ちゃんが二重あごだと、呼吸は出来るのかについてですが、これも赤ちゃんの体制によって呼吸がしやすい、呼吸がしにくいというのは変わってきます。
産まれたばかりの新生児ならば余計に肺機能の発達が進んでいないので呼吸が出来ないという事も考えられます。
鼻も詰まっていたりなんかして、息が止まると赤ちゃんはぐずり出したり泣き出したりするので、保護者の方は赤ちゃんが発するその「苦しいよ」というサインを見逃さないようにしたいですね。
詳しくは下の記事をご覧になってみて下さい↓
太りすぎ?
2重あごの原因として一番最初に挙げられるのは、肥満によるものだと思うのですが、赤ちゃんの場合はそうでもありません。
赤ちゃんは筋力が弱さによってアゴの肉の付き方が変わってきますし、噛み合わせも影響してくると言われています。
二重あごだからという理由で太りすぎだと心配する保護者の方も多いですが、実は心配するポイントが少しズレているという事もよくありますね。
ただ、二重あごだからといって赤ちゃんが不健康という訳でもなく、むしろ適切な栄養が摂れている証拠でもあるので、そこまで心配する必要はないかと思います。
湿疹に注意
二重あごの赤ちゃんは顎の下や首筋の風通しが悪い為、あせもなどの乳児湿疹が発症しやすいと言われています。
湿疹は夏場の暑い時期や冬の乾燥期によく出るので、肉や脂肪の隙間などは念入りにケアをしてください。
下の記事では赤ちゃんにおすすめの乳児湿疹のケアについて紹介しているのでご覧になってみて下さい。
【乳児湿疹やアトピーの子におすすめのベビーソープ】の記事はこちら
二重あごはいつまで?
見た目的には決して良いとは言えない赤ちゃんの二重あごですが、そもそもこれは治るものなのか、いつまで続くものなのか気になる方も多いのではないでしょうか?
赤ちゃんは基本的に身体的な発達が進み、あごの筋力などがついて来れば自然と二重あごが治る事が多いようです。
具体的には個人差がありますが、大体1歳前後まで二重あごは続くと思っていた方がいいですね。
しかし、もちろん子供が太りすぎで肥満体質であった場合には、いつまで経っても二重あごが治らないという事も考えられるので注意しましょう。
まとめ
赤ちゃんの二重あごは可愛くないという意見も実際多いですが、罪悪感を抱く必要はありません。
むしろ適切な栄養を摂れている証拠でもあるので、自分の子育てに自信を持つきっかけになるかと思います。
それから二重あごで赤ちゃんが苦しいような素振りを見せている場合、単純に姿勢がその子にとって合っていない可能性も考えられますので、保護者の方は注意してください。
以上、保育士の助言でした。