自閉症の子供や自閉症の疑いのあるグレーゾーンの子供は、おもちゃ自体に興味を持たない事も多いのでおもちゃ選びは工夫が必要ですよね。
そこで、自閉症の子供でも遊べて発達の助長に繋がるおもちゃをアマゾンで選出しましたのでご覧になってみて下さい。
もくじ
自閉症について
自閉症の子供やグレーゾーンの子供はパターン化した行動を好み、こだわりが強いという特徴があります。
なのでおもちゃ選びもそれに合わせる必要があるのかと考えている保護者の方も多いですが、実際の所はそうでもありません。
自閉症の子供でも楽しめるおもちゃを選ぶ事は重要な事ですが、自閉症の子供の発達を助長する事を意識しておもちゃ選びをする事により、自閉症という病気を抱えていながらも適切な発達に近づける事が出来ます。
自閉症の子を抱えた保護者の方は、
「なかなか発達に繋がるおもちゃで遊んでくれないから子供が楽しんでくれるおもちゃならなんでもいいや」
という気持ちでおもちゃ選びをしがちです。
しかし自閉症を抱えているからこそ、その子の成長に繋がるおもちゃを探していくべきです。
おもちゃは子供の発達に大きな影響を及ぼすので慎重に選んでいきましょう。
おもちゃはどんなの?
自閉症の子供や、自閉症の疑いがある子供にはどんなおもちゃが適しているのかというと、自閉症でも遊べる知育玩具が最適だと言えます。
知育玩具と言えど様々な種類がありますが、重要なのは自閉症を抱えた子供でも興味を持ち、正しい使い方で遊べるという事です。
私が勤務している保育園でも自閉症を抱えた子供がいますが、やはり健常児と比べておもちゃの対象年齢からズレていたり、遊び方が他の子供と違ったりします。
自閉症と一概に言っても一人ひとりによって症状や重さが違うのでその子に合ったおもちゃ選びというのを意識しましょう。
おすすめのおもちゃ
では具体的にどんなおもちゃがいいのかという事ですが、自閉症の子供でも遊べて適切な発達を促すおもちゃを、保育士目線でいくつかアマゾンで選出しましたのでご覧になって見て下さい。
ことばずかん
こちらのアマゾンの商品は「アンパンマン ことばずかん SuperDX」という知育玩具です。
タッチペンを使ってページの絵にタッチするとそこから音が出る仕組みです。
これを使って子供に遊ばせておくだけで、子供がどんどん言葉を覚えていくという優れものです。
なぜこのおもちゃが自閉症の子供に良いのかと言うと、自閉症の子は健常児と比べて、物事に興味を持ちにくいからです。
しかしこのおもちゃはタッチした所から音声が出るので視覚からの刺激と聴覚への刺激を同時に味わう事となります。
通常のおもちゃより、興味を持ちやすいのでこれで遊ぶようにママが促さなくても、自閉症の子供でも自発的に遊ぶ事が出来ます。
さらにこの「ことばずかん」には2語文モードというものがあり、言葉と言葉の繋ぎ方を自然に覚えていくので会話もスムーズになっていきます。
現時点でAmazonレビューの星の数と口コミも、とんでもなく高いので詳細をご覧になってみて下さい。
くみくみスロープ
知育玩具として有名な「くみくみスロープ」ですが自閉症の子供にもこのおもちゃは最適です。
なぜかと言うとこのおもちゃも視覚からの刺激と同時に指先を使い自分で何かを表現するきっかけになるからです。
多くのおもちゃは与えられた環境で決まった遊びでしかあそべませんが、この「くみくみスロープ」は「自分でコースを作りボールを転がす」までが遊びです。
「自分で考えてコースを作る」という遊びから子供の知的好奇心を刺激する事が出来ますし、「作ったコースでボールで転がす」という遊びに繋げる事で子供の成功体験にも繋がります。
このような自発的に遊べて成功体験を味わえる知育玩具には他にも「プラレール」や「レゴブロック」などがありますが、
自閉症の子供でも簡単に作る事が出来て、比較的視覚からの衝撃「面白さ」が強いので、自閉症の子供にとってはこの「くみくみスロープ」が最適です。
くるくるチャイム
ことばずかんやくみくみスロープで遊ぶのにはまだ早く、発達段階的に難しいという赤ちゃんにはこちらのくるくるチャイムをおすすめします。
遊び方はとってもシンプルでボールを上から入れるとくるくる回りながら落ちてきて、下まで到達すると可愛らしいチャイムがなるという仕組みです。
何度も繰り返し遊ぶのに特化しており、子供の集中力を養う事が出来ますね。
ボールを掴んだり離したりする動きも指先の感覚を鍛えられるので、鉛筆を握って文字を書いたりなどの成長に繋がりやすいです。
アンパンマンやディズニーでも同じタイプのおもちゃがありました↓
天才脳パズル
自閉症を抱えた子供は基本的にパズル系のおもちゃが好きな傾向があります。
パズル遊びであれば集中できそうという子供にはどうせなら、子供の情緒的な発達が期待できる「知育パズル」で遊ばせましょう。
知育パズルにハマった子は爆発的な勢いで脳の発達が進みます。
健常児であれば、知育パズルを途中で飽きて他の遊びをやり出してしまう事もありますが、自閉症を抱えた子供はそもそもパズルにハマりやすいので、脳の発達を促すには最適なおもちゃです。
一度「面白い!」と感じると取り憑かれているかと思うくらい集中して遊ぶので、何かの才能が開花してもおかしくありません。
マグネットブロック
こちらは磁器を利用してくっつくタイプのマグネットブロックになります。
普通のブロックとは違い、3D(奥行き)も考慮しながら、想像力を働かせるので脳への刺激が半端ではありません。
ブロックがくっつく感触を楽しみながらも、考えながら形を作っていくので指先の器用さと創造力、感受性の発達に繋がります。
大人以上に子供の方が得意なおもちゃの1種ですが、場合によっては健常児よりも自閉症を抱えた子供の方が、びっくりするような作品を作ります。
もじもじベア
自閉症の子供はおもちゃを積み上げたり並べたりという単純な動作を好みますが、この動作だけでは子供に適切な発達に繋がる事はありません。
しかしこの「もじもじベア」というおもちゃは人形を積み上げる事で単語や文章を作るという遊び方が出来ます。
おもちゃ遊びに興味を持たない自閉症の子供でも自然と言葉に触れ合えるキッカケとなるのでまさに自閉症の子供の為に作られた知育玩具のようですね。
ピットランド
こちらは磁石プレートの上に様々なパーツを並べていくパズルのようなものです。
重力により、本来は落ちてしまうようなパーツの組み合わせ方でも、かなり強めの磁石の力で落ちないようになっているので、
自閉症の子供でも自在に好きな形を組み立てて遊ぶ事ができます。
パーツは色々と種類があり、恐竜や、動物、乗り物、ハローキティやトイストーリーなど子供のお気に入りのものが見つかるかと思います。
ラキュー(さんすう)
こちらの商品はパーツを組み合わせる事で立体の物をつくる事ができるおもちゃです。
さんすうの概念を覚えるのに特化しており、立体的な図形の感覚を養う事が出来ます。
自分のイメージを形にして表す事で独創力が育ちますね。
自閉症の子の持つ気質を活かしていきたいと考えている方には最適だと思います。
このラキューシリーズも現時点で Amazon のカスタマーレビューがかなり高いので口コミも含めて詳細をご覧になってみて下さい。
まとめ
いかがでしたか?
自閉症の子供は健常児と比べておもちゃに興味を持つ事が少ないですが、適切なおもちゃ選びをすれば、興味を持って自発的に遊んでくれますし、それが発達の助長にも繋がります。
「子供が遊んでくれるから」という安易な考えでおもちゃ選びをする事の無いようにしましょう。