【2人目3人目が障害児の確率は?】後悔してる人が多いって本当?

リンクテキスト広告を消してみた
この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

こんにちは、現役保育士です。

2人目、3人目の子供を産むかどうか迷っている保護者の方は私が勤務している保育園でも多いです。

その中で「2人目、3人目は障害を抱えて産まれてくる子供が多いと聞いたのですが本当ですか?」という質問を受けたので、今回はその事について説明して行こうかと思います。

スポンサーリンク
保育士の助言 下部




2人目3人目は障害児が多い?

最近は子供は多い方が良いと考えている世の中のママも増えてきましたね。

ただ1人目までは問題は無いとしても、2人目3人目となると色々苦労する事が増えて来るのではないかと悩んでしまう事もあるかと思います。

もし1人目が障害を抱えたお子さんだった場合、負担を軽減する為にも2人目、3人目を作るという考えもありますね。

そこでふと思ってしまうのは、2人目、3人目が障害児になってしまうのではないかという不安です。

障害児が欲しくないから、2人目、3人目を悩んでいるというのは少し罪悪感を感じるかと思いますが、実際にそうなってしまうと1人目の子供も負担がかかりますし、

何よりも望まれていない出産はモラル、道徳的にもよくありませんので、自分の感情として許せないという方もいるのではないでしょうか?

巷では「2人目、3人目は障害を抱える確率が上がる」といった声も聞くので子供が欲しくても躊躇してしまうママは大勢いるようですね。

しかしこの「2人目、3人目は障害児の割合が多い」というのには、いかんせん信憑性が薄く、何が本当に正しい情報なのか個人では判断が難しいかもしれませんね。

そこで今回は私が個人的に調べた情報を皆さんに伝えたいと思って記事にしたのでご覧になってみて下さい。

ただ、これが本当に正しい知識なのかどうかは所詮ネットの情報なので、あまり過信はしすぎないようにお願いします。

障害の確率は上がるの?

本題の2人目、3人目は障害を抱える確率が上がるかどうかですが、捉え方によっては確率が上がるとも言えます。

まず、1人目が障害を抱えている場合、2人目と3人目も同じような障害を抱えているという話をよく聞きますね。

これは原因が特定されていないので、信憑性が薄いですが遺伝はしなくても、親の体質によって何か関わりがあるのではないかと言われています。

ただ、同じように染色体異常は遺伝の影響を受けないと判明されているので偶然、2人目または3人目も障害を抱えてしまった人の噂が独り歩きしてしまっただけとの捉え方も出来ます。

ここまできくと、やはり2人目や3人目が障害を抱える確率は1人目と同じなのではないかという見方の方が強いかもしれませんが、

はっきりと2人目、3人目の方が障害を抱えやすい断言が出来る要素もあります。

それは母体の年齢が関係する、いわば高齢出産です。

二人目、三人目の赤ちゃんを産むという事は必然的に1人目よりもママの年齢は高くなります。

妊娠時の年齢によって障害児が産まれる確率は高くなるのは知っているかと思いますが、1人目を産んだ後では出産時のママの年齢は意識すべき所だと思います。

例えば25歳で子供を産んだ場合、

ダウン症のリスクは1250分の1、

染色体異常のリスクは476分の1 なのに対し、

40歳で子供を産んだ場合は

ダウン症のリスクは106分の1

染色体異常のリスクは66分の1 まで増加すると言われています。

2人目、3人目を産む段階で母親の年齢が30歳を越えていないのであればまだしも、35歳、40歳頃に出産をする場合、それ相応のリスクがあるという自覚は持っておいた方が良いかと思います。

後悔してる?

出産後に2人目、または3人目を産んだ事を後悔はするかどうかについてですが、結論から言うと後悔をしている人は非常に少ないです。

妊娠発覚時に障害が発見されたのであればまだしも、お腹を痛めて出産し、わが子の顔を見た母親は後悔しているのは本当に少数派です。

もちろん金銭的な負担はあるかもしれませんが、それを踏まえても産まなければ良かったという意見はまともな大人であればまず無いです。

そのような感情を抱いてしまう方は子供以前に、仕事やパートナーなど何か別の問題を抱えており精神的な余裕が無い人もしくは

そもそも母親には向いていない気質の持ち主であるか、何も考えずに出産をしてしまった方のどちらかだと思います。

2人目、3人目の障害児は大変?

2人目、3人目がもし障害を抱えて産まれてきた場合、子育ては大変かどうかについてですが、結論から言うと大変です。

ここはあえてオブラートに包んだ言い方はせず、率直に個人的な感想を言わせて頂くと健常児(何も障害を持っていない)と比べると子育てで苦労する可能性は確実に高いと言えます。

というのも障害を抱えている子供は子育ての基本が通じない為、普通以上にその子に合った育児法が必要となります。

一人ひとりにあった育児というのは健常児でも目指す所は同じかもしれませんが、障害を抱えているのであればなおさらパパやママ、周りの大人の理解が必要となります。

ここで言う「理解」とは障害を許容するという意味ではなく、その障害の特性、その子の気質を完全に把握しなくてはならないという事です。

簡単に聞こえるかもしれませんが、これは障害を持たない子供であっても保育士、または保護者の方にとっても難しい事です。

だからこそ2人目、3人目を産むという事は母親の年齢とリスクを踏まえて慎重に検討しなくてはなりませんね。

勘違いして欲しくないのは決して障害を抱えているからといってその子を愛せないとか子育てが楽しくないという訳ではありません。

もちろんその子供がいるからこそ味わえる幸せな時間というのも感じられるので、人生はより濃くなると思います。

まとめ

2人目、3人目が子供を妊娠した場合、障害を抱える確率は医学的、科学的に証明されている訳ではありません。

ただ、母体の年齢が高くなるにつれ、障害児が産まれる確率は高くなるというのは事実ですので、子供を産む際には現時点での生活環境の確認や母親と父親の話し合いが必須になります。

リスクを踏まえて産むという決断をするのであれば、大人として責任を持った行動をするべきだと個人的には思います。

以上、保育士の助言でした。

関連コンテンツ



スポンサーリンク
保育士の助言 下部




保育士の助言 下部




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする