こんにちは、現役保育士です。
授乳時期のママにとって食事制限は辛いですよね。
テレビなんかではよく脂っこい物は母乳の味や成分にも影響してしまうなんて言われていますが、実際のところ本当に授乳中にカップラーメンは食べてはいけない物なのでしょうか?
新生児の授乳について
私自身、授乳時期にどうしてもカップラーメンが食べたくなったのでネットや育児本で調べた事があるのですが、
そこには、
「新生児の授乳はママの母乳で育てる場合、自身の身体の健康管理がとても重要な要素となります。」とあり、
ママが脂っこい物を食べるとそれだけ母乳も脂に含まれる成分が多くなるというのもどうやら本当のようです。
母乳はママの血液から作られる為、授乳の際には事前に食べた食べ物の成分も影響してくるようです。
これは完全母乳で赤ちゃんを育てているママにとってはストレスを感じる事かもしれませんが、逆に言うとママの身体が健康であればそれだけ、肉や魚、野菜などから摂れる赤ちゃんに必要なエネルギーを効率よく与える事が出来るという事です。
確かに自分の食べたい物が好きなだけ食べられないというのは辛いですが、子供の為と思って出来る限りは我慢しましょう。
授乳中のカップラーメン
家事や育児で忙しい生活パターンの中で、その手軽さゆえ、ついつい食べたくなってしまうのがカップラーメンですね。
カップラーメンは確かに手軽で体が欲している塩分をすぐに摂れるのでおいしいと感じるかもしれませんが、脂が体に必要な量以上に入っている為、カロリーも高く健康には当然よくありませんね。
授乳中はアルコール厳禁という話を聞きますが、カップラーメンの脂もアルコールほどではないですが、母乳の成分に影響してくるかと思います。
母乳の味が変わる
「本当に母親が食べた物によって母乳の味が変わるの?」と
半信半疑な方も多いようですが、カップラーメンばかり食べていたママの赤ちゃんが、母乳を飲まなくなったという話もよく聞きます。
逆に健康食として野菜を多めに、バランスの良い食事を心掛けたママは赤ちゃんが母乳をよく飲んでくれるという話も聞きます。
授乳は赤ちゃんにとって、生きていくのに必須な点滴のようなものなので、適切な授乳がされた赤ちゃんはそれだけ身体的な成長も早くなると言われています。
それから子供は新生児の時点で母乳の味に好みを持っているとも言われていますので、カップラーメンから採取した、脂っこい成分の母乳だとそもそも飲みたがらなくなるという危険もあります。
少しなら大丈夫?
授乳中でも、どうしてもカップラーメンが食べたいという方もいるかと思いますが、そんな時に思うのが
「少しなら大丈夫かな?」といった疑問です。
結論から言いますと、出来ればカップラーメンを食べないに越した事はないのですが、少しだけであれば、個人的にはまあ大丈夫だろうとは思います。
ただし、スープも全部飲み干したり、毎日のようにカップラーメンばかり食べているのであれば問題ですが、
たまに麺だけ食べるくらいであれば、授乳への影響はほとんど無いのではないかと思います。
それよりも、カップラーメンが食べれない事を我慢する事でストレスが溜まる事の方が授乳には影響してくる可能性もあります。
ささいな事でも我慢を積み重ねる事でストレスも徐々に溜まっていくものです。
完璧主義な人は余計に食事に対して神経質になりやすいですが、あまり気にしすぎるのもママの健康にはよくありません。
自分の体は子供の栄養だと自覚し、時には発散する事も個人的には大事ではないかと思います。
栄養バランス
実際の所、授乳に良くないのはカップラーメンだけではありませんよね。
なんだかカップラーメンが授乳に良くない代名詞のように扱われていますが、
「~は食べてはダメ!」
「~は食べた方が良い」
という事ではなく、栄養バランスが重要なんだと思います。
栄養バランスさえしっかりと整っていれば、ママの血液もサラサラに維持できるので、母乳への悪影響は無いかと思います。
たとえ、カップラーメンなどの脂っこいものを食べたとしても、他の食事でなるべく野菜を摂る事で授乳は問題なく出来るかと思います。
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まとめ
授乳中にカップラーメンばかり食べていると、母乳の味が変化し、赤ちゃんが飲まなくなってしまう可能性もある為、出来るのであればカップラーメンは食べない方が良さそうですね。
ただ、どうしても我慢できない、それが原因でストレスを感じてしまうくらいであれば、むしろ少しくらいは発散として食べてもいいかと思います。
ストレスをため込む事自体、ママの健康を害するきっかけにもなるので、
「スープは飲まない」
「数日おきに食べる」など
自分にルールを課して食べるのであれば問題は無いかと思います。
以上、保育士の助言でした。