【赤ちゃんがバウンサーで寝るのは危険!】発達に悪影響を与える!?

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

こんにちは、現役保育士です。

赤ちゃんがお布団では中々寝てくれないのにバウンサーではすんなり寝てくれるという事はありませんか?

私が勤務している保育園の0歳児クラスでも、バウンサーに関する質問を保護者の方によくされますが、私は毎回のように

「長時間の使用は絶対にやめた方がいいです。」と伝えています。

今回はその理由や、バウンサーがもたらす赤ちゃんへの悪影響を細かく説明していきたいと思います。

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赤ちゃんがバウンサーで寝る!

赤ちゃんがバウンサーでしか寝ないというのは狭い場所でないと安心して寝られなかったり、布団になると不安になってしまい泣きだしてしまうというのが主な理由です。

胎児の赤ちゃんはママのお腹の中にいる時、背中を丸めた体制を維持している事から、本能的に仰向けでベッドにいるよりもバウンサーで背中を丸めた体制の方が安心できるとも言われていますね。

しかし、だからといって毎日のように、バウンサーを使用して赤ちゃんを寝かせるのは非常に危険だと言えます。

バウンサーはそもそも赤ちゃんが寝る為に作られているものでは無いので、注意書きの方にも、「赤ちゃんを長時間寝かせないでください」というような事が書かれています。

バウンサーは分類的にはベッドより椅子に近い形で使用する事を目的とされているので、赤ちゃんがバウンサーで毎日のように寝るのを繰り返していても、身体的に適切な発達が為される保障はありません。

なので、もしこの記事を読んでいる人の中でバウンサーっで赤ちゃんを寝かせている方がいたら即刻辞めた方が無難かと思います。

それでは、バウンサーで赤ちゃんが寝る事により、具体的にどんな悪影響があるのか以下で説明していきます。

バウンサーで寝るのは危険!

赤ちゃんはバウンサーで寝る事によって様々な悪影響をもたらしてしまうと言われていますが、具体的に何がそんなに危険なのかという理由を細かく説明していきます。

落下

まずはバウンサーから赤ちゃんが落下してしまう可能性があるという事ですね。

先ほども話した通り、バウンサーはベットではなく、椅子のカテゴリに分類されています。

したがって、長時間赤ちゃんを寝かせて、寝ぐずりなどで暴れてしまった場合落ちるという事も考えられます。

もちろん普通に椅子として座っているような体制を維持できるのであれば、問題はありませんが、

夜などに保護者の方が見ていない間に赤ちゃんを放置してしまうとバウンサーで座る体制からどんどんズレていき、何かの拍子に落ちるという事も考えられます。

猫背

赤ちゃんがバウンサーで寝るというのを毎日繰り返していると、猫背になってしまうというリスクがあります。

数時間程度であれば全然問題はありませんが、日常的にそれが習慣化してしまうと背中を丸めた体制が長く続く為、赤ちゃんの骨の成長が適切でない方向に向かってしまうい危険だと言えます。

窒息

生後6ヶ月~8ヶ月未満の赤ちゃんは気管支や肺の機能が未熟なため、窒息の危険もあります。

統計的にみるとバウンサーで窒息するリスクは低いですが、布団で正しい姿勢で寝るよりも高くなるのは確かです。

赤ちゃんが寝るときの場所がバウンサーであると、知らずのうちに呼吸が出来ない体制になってしまう可能性もあるので注意してください。

発達に悪影響

バウンサーを長時間使用する事で、赤ちゃんの身体的な発達に悪影響を与えてしまう可能性もあります。

重心が仰向けの状態よりも深い位置でかかる事から、骨の成長も正しい方向に進みづらくなりますし、腰への負担も徐々に重なっていき、赤ちゃんの動きが鈍くなってしまう可能性もあります。

場合によっては赤ちゃんが歩き出すスピードも遅くなってしまうという事もあるようです。

赤ちゃんが布団で寝るには

なぜ危険だと言われているのにも関わらず、バウンサーで赤ちゃんを寝かせてしまう保護者が後を絶たないのかと言いますと、やはり布団では中々寝てくれないという赤ちゃんの気質によるものだと思います。

つまり改善するには布団でも安心して寝られるように赤ちゃんを促してあげるのが重要だと言えます。

具体的にどうすれば良いのかと言うと、まずは赤ちゃんにバウンサーを見えない位置に隠してしまうというのが効果的です。

布団で寝ないというのは「バウンサーで寝るのが気持ちいい」というのを知っており、その経験から理想通りに寝られない不満に繋がり、ぐずったり泣いたりしてしまう可能性も高いです。

赤ちゃんがバウンサーが好きで寝ている場合には、バウンサー自体を視界に入れなければそもそも「乗りたい」という意思に繋がらないので、布団で寝やすくなります。

また、胎児のように赤ちゃんが体を丸めたがっているのだとしたら、クッションをうまく活用してあげる事で、赤ちゃんが寝るときに安心できる体制を維持できるかもしれません。

ここで赤ちゃんが自分自身で「布団でも安心して眠れるんだ」という認識を持てればベッドの上でも長時間寝る事が出来るようになります。

まとめ

いかがでしたか?

赤ちゃんが寝るというのは短時間であれば問題はありませんが、夜に寝るときバウンサーを長時間使用するなど日常的に習慣化してしまうと赤ちゃんには悪影響です。

場合によっては適切な身体的発達を邪魔してしまう可能性もあるのでバウンサーは正しい使い方をしましょう。

以上、保育士の助言でした。

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