こんにちは、現役保育士です。
今回は2歳児、3歳児の寝言についてですが起こして注意をするべきなのか、原因はなんなのかについて詳しく話していきたいと思います。
2歳児3歳児の寝言には注意が必要?
2、3歳児が寝言を言うのは普通の事とも言えますが、たまに呟く程度ならまだしも、あまりにもひどい場合は注意が必要と言えます。
具体的には毎日のように寝言を言っていたり、叫ぶような寝言を言っていたり、立ち上がって歩いてしまったりなどです。
これらの症状が見られた場合には「可愛らしい寝言」の枠から外れてしまっているので、真剣に受け止めて下さい。
ストレスが原因かも?
寝言を言ってしまう2、3歳児は、考えられる原因として、日常的なストレスを抱えている可能性があります。
問題なのは毎日のように寝言を言ってしまう子なのですが、夢を見ながら脳が働いている状態であるとよく寝言を言います。
という事は、寝言を言う子供と比べて眠りが浅いという事なので、その分疲労が蓄積されやすいと言えます。
寝言を初めて言った場合やごくまれに言うという状況であるならば、それほど気にする必要はないかと思われます。
たまに寝言を言うだけならばその日または前日に不安な事やストレスを感じる事があった場合が多いのですが、それは普通に生活している2、3歳児は誰でも同じ状況であると言えますので大丈夫です。
ただやはり毎日のように寝言を言う子は改善が必要になるのでストレスの原因を特定する努力をした方がいいかもしれません。
寝起きの子供に「どんな夢を見てたの?」と聞いたらもしかしたら答えてくれるかもしれないので試しに聞いて見るのもいいでしょう。
寝言を言ってしまう2、3歳児はどのくらい?
寝言を言ってしまう子供の割合は私が勤務している保育園ですと20人に1人くらいの割合だと思います。
ただなぜか2歳児クラスに寝言を言ってしまう子が多いです。
2歳児は初めて遊びの中でも、自分以外の友達との交流を経験するので自分の思い通りにいかない事が増え、ストレスの原因が増えてくるのかもしれませんね。
毎日のように寝言を言う子どもは40人に1人くらいの割合だと思います。
その毎日寝言を言う子供はやはり家庭での問題を抱えている子で親子関係もうまくいってなかったりします。
子供が置かれている環境が寝言でも分かるのはすごい事ですね。
夜驚症(やきょうしょう)って何?
睡眠障害という観点から寝言の原因を見てみると、あまりにひどい寝言を言う場合は夜驚症(やきょうしょう)という睡眠障害の可能性があります。
夜驚症(やきょうしょう)とは2歳~7歳の子供によく発症するらしいのですが、睡眠中に泣き叫んだりパニックを起こしてしまうという症状のようですが子供の年齢が高くなってくると自然と治る事も多いようです。
特別な治療法という物は存在せず、夜驚症(やきょうしょう)を治癒するというよりも、夜驚症(やきょうしょう)になってしまった原因を特定してそのストレスの排除を目標にしましょう。
ただ、もし子供がかんしゃくをおこしたり、奇声を上げるなどの様子が見られるのであれば、睡眠障害とは別の発達障害の可能性もありますので注意しましょう。
詳しくは下の記事をご覧になってみて下さい。↓
【奇声をあげる子は発達障害?】かんしゃくを起こす子供の対処法 |の記事はこちら
病院に行った方がいい?
保育士目線で恐縮なのですが、寝言程度で病院に行く必要は無いかと思います。
どうしても心配であるならば心療内科やカウンセリングが有効かと思います。
ただそれよりもやはり日常的なストレス自体が子供の成長に悪影響を与える可能性が高いので、子供にとって過ごしやすい環境を準備する努力はしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
寝言を言ってしまう2、3歳児には注意が必要と言えますが、寝ながら泣き叫んだりパニックを起こしてしまうという症状で無い限りあまり心配する必用はないでしょう。
ただ子供がストレスを抱えている可能性はありますので、ストレスの排除と生活環境の改善は視野に入れた方がいいかもしれません。
以上!保育士の助言でした!
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