【赤ちゃんの吐き戻しが多いと病気!?】黄色や緑には注意!

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この記事は発達障害児の保育経験があり、社会福祉主事任用資格を保持した保育士が執筆しています。

こんにちは、現役保育士です。

赤ちゃんが吐き戻しをするのは当たり前とも言えますが、その頻度や色によっては病気の症状に当てはまっている事があるので注意が必要です。

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赤ちゃんの吐き戻しについて

吐き戻しをする赤ちゃんは、状況によっては病気の可能性もあるので、不安に思う保護者の方も多いかと思います。

しかし赤ちゃんが吐き戻しをするという事自体は特別に珍しい現象という訳ではありません。

授乳中や授乳後には特に吐き戻しをしてしまう赤ちゃんは多く、正直、保育士にとってみればしょっちゅう見かけるものでもあるので、心配するというよりかは

「あ、また吐き戻しか。」

と意外とドライな反応で済んでしまう事の方が多いかと思います。

ただそれは吐き戻しをしても問題ないタイミングや間隔を知っているからという事でもあります。

もし仮に病気の可能性がある吐き戻しを見た際のは

「あれ?今この吐き戻しをするのはおかしいかも?」

と感じるので保護者の方には注意するよう伝えています。

「案外適当だな~」なんて思われるかもしれませんが、自分で判断が出来なければ吐き戻しをする度に毎回小児科に行く事になってしまいます。

それではあまりにもキリがないので、保護者の方もある程度は自分で判断が出来るようになっておくべきかと思います。

少なくとも吐き戻しによって病院に行く目安はきちんと理解しておくようにしましょう。

重要なのは赤ちゃんの吐き戻しを見た時に、吐き戻しをしても問題は無いタイミングか、それとも吐き戻しをするのはおかしいタイミングなのかを把握する事です。

多いのはなぜ?

赤ちゃんの吐き戻しは、して当たり前のような感覚になる事もありますが、あまりにも頻度が多いようでしたら、その分赤ちゃんの体に異変が生じている可能性も高いので注意が必要です。

吐き戻しの頻度が多い場合はまず確認するべき事がいくつかあります。

この確認を怠ってしまうと赤ちゃんの病気を見過ごす事になってしまう可能性もあるので注意してください。

嘔吐物の色

赤ちゃんが吐き戻しをした場合にはまず最初にその色を確認してください。

一番危険性が高いのは黄色や緑色の場合で、先天性の腸の閉鎖や腸回転異常症など緊急性の高いものですので、すぐに病院で受診する事をおすすめします。

次に危険な吐き戻しの色は、赤や黒の場合です。

このような色が見られた場合には血が混じる事で色が赤く変色している可能性も考えられます。

胃から出血している場合には早急な治療が求められますので、病院に急いだ方が良いかと思います。

もし無色で透明、クリーム色やミルクのカスのようなものであれば色自体に問題はありません。

ただ、痰のようにねばりけがあった場合、気管支に詰まるという事も考えられるので嘔吐した時にどの程度勢いがあったかを確認しておいて下さい。

病気?

赤ちゃんがミルクや母乳の吐き戻しをするからといって病気であるという断定はできませんが、その頻度が多い場合に考えられる病気もいくつかあります。

急性胃腸炎

急性胃腸炎にかかった赤ちゃんは通常よりも吐き戻しが増える可能性が高いです。

嘔吐意外にも腹痛や下痢などの症状が見られる為、吐き戻しをした際には注意して確認をするようにしましょう。

細菌性であった場合には、血便が出る事もありますので、オムツ替えの際に異常が見られる事もあります。

ミルクアレルギー

赤ちゃんがミルクアレルギーの場合でも急性胃腸炎と同じように吐き戻しや腹痛、下痢などの症状が見られます。

ただ、ミルクアレルギーの場合には、ミルクを飲んだ時のタンパク質に過剰反応を示するので、ミルクを飲んでいない時には症状が見られません。

肥厚性幽門狭窄症

肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)は胃の出口が収縮してしまい通りにくくなる病気です。

生後2週間から生後3ヶ月頃の赤ちゃんに特に多いようです。

他の病気と比べて、胃に溜まったミルクが一気に噴水のように出てくるので栄養を吸収しにくい構造となっています。

子供が噴水のように吐き戻しをした場合には注意してください。

赤ちゃんの吐き戻し対策

赤ちゃんが吐き戻しをする原因が病気ではない場合には、そもそも授乳の方法を少し改善してあげるだけで、吐き戻しが和らぐという事もあります。

例えば、授乳後にいつもゲップをさせている赤ちゃんが吐き戻しをしてしまう場合には、授乳中でもこまめにゲップをさせてあげる事で、吐き戻しの対策となります。

空気を沢山飲んでいるとそれだけゲップと同時に吐き戻しが起こってしまう事も多い為、単純にゲップの回数を増やすには効果的と言えます。

他にも体制をいつもより少しだけ頭の位置を高くしてあげる事で吐き戻しが無くなったという話も聞きます。

授乳後は縦抱きをしばらく続け、寝かせる際にはマットなどを敷いて頭の位置を高くする事を心掛けましょう。

まとめ

新生児の吐き戻しは、起こって当たり前の現象なので心配しすぎる必要はありませんが、頻度が多いとそれだけ病気の可能性も高くなりますので注意が必要です。

もし、「この頃吐き戻しが多いな」

と感じたのであれば、嘔吐の色や便などに注意して、症状の当てはまる病気がないか保護者の方は自分で確認をする事が重要です。

もし症状の当てはまる病気があったとしたら緊急性の要する病気の可能性もありますので、早急に病院で受診をしてください。

また病気ではない場合、赤ちゃんの吐き戻しの対策は簡単なので、ちょっとした事を実践するだけで、改善されるという事もあります。

子供一人ひとりによってその子に適した授乳法というのもありますので、積極的にどうやってミルクを飲ませたらいいか、日々考えながら授乳をしていく事が重要です。

以上、保育士の助言でした。

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